門・蔵再生事業

2020年2月 8日 (土)

門と蔵再生事業・学習会

今日は、関さんの森・門と蔵再生事業。丸山純先生(前千葉県文化財保護審議会委員)を招いての学習会でした。
学習会では、毎回宿題が出されます。今回の宿題は、「記憶に残る書斎、仕事場等のスケッチを描いて説明すること」でした。参考書は、妹尾河童著『河童が覗いた「仕事場」』です。
さて、当日は参加者が発表したのは、高校時代の自分の部屋、大学時代の下宿の部屋、こどもの部屋、今の仕事場など多様でした。

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なぜ、このような宿題が出るのでしょうか。じつは、関家の蔵に『脇な蔵』と呼ばれる蔵があり、そこは関家先代の関武夫さんが書斎として使用していました。門と蔵再生事業の一環で、武夫さんの書斎を再現しようという構想があるからです。
『関さんの森』は、関武夫さん抜きには語れません。幸谷地区の自然を守るために、「道路を地下に通してほしい」と先頭にたって運動した武夫さん。その遺志をついだ関美智子さん姉妹は、お父さんが大切にしていた屋敷林を自然保護団体に寄付。そして、道路問題も引き継ぎ、強制収用の危機を乗り切ったのです。

この日、都市計画道路から守った関さんのお庭では、カントウタンポポが咲いていました。外来種や雑種が増える昨今、松戸で在来種のカントウタンポポが見られる場所は、ほとんどありません。

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また、新蔵の脇では、早咲きの河津桜が咲きはじめていました。

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節分・立春もすでに過ぎ、春の気配がただよってきました。

(山田)

2020年1月12日 (日)

会報完成・新年会・建築士の皆さんからの報告書

関さんの森を育む会の、会報編集や印刷もすでに終り、今日はみんなで丁合い作業。これにて28ページの会報400部が完成。皆さん、ご協力ありがとうございました。もっとも、発送作業が残っているが、これは別のメンバーが担当。よろしくお願いします。

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さて、会報が出来上がったら、新年会。この日は23名が一品持ち寄っての宴。

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ところで、新年会に先立って、建築士の皆さんから報告書(関家「蔵と門」調査報告書及び活用提案書)をいただきました。この報告書は20191125日付け、千葉県建築士会歴建調査グループ名で、建築士5名の連名となっています。

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関さんの森は、はじめの頃は自然中心に活動してきました。しかし今では、門や蔵、蔵に収納された昔の生活用具や古文書など、歴史的文化的な活動が大きな比重を占めてくるようになりました。建築士の皆さん、古文書の会の皆さんが、関さんの森の宝を見つけてくださりました。

(山田)

2019年11月17日 (日)

関さんの森・ふるさとの集い

今日は『関さんの森・ふるさと集い』を開催。関家に残る門や蔵、昔の生活道具や古文書などを公開しました。関さんの森では、都市に残る里山として、森や生き物たちだけでなく、昔の暮らしを学ぶことができる、いわば野外博物館のような場所。だから私たちは、ここを『関さんの森エコミュージアム』と呼んでいます。

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開会セレモニーの後、参加者は屋敷内を自由に見学。下の写真は1785年に建てられた雑蔵(一番蔵)ですが、蔵の中を片づけて照明器具を付け、昔の生活道具などを展示しました。

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また、雑蔵・新蔵・薬医門の前では、古文書の会のメンバーが、関さんの蔵から見つかった古文書について解説しました。

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その後、参加者は集合して、丸山純氏(前千葉県文化財保護審議会委員)による「蔵から見える昔のくらし」のお話。丸山先生、後ろ姿でごめんなさい。

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続いて、実物の1/30で作った手作りの模型をもとに、門や蔵の解説。下の写真は、雑蔵の説明をしているところです。

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さらに、紙芝居の上演。蔵に保存されているモノをネタに、自分たちでストーリーを考え、紙芝居として仕上げました。下の写真は「石臼じいさん」。この他に「関さんちの木材」の2本を上演しました。

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この日のイベントでは、これらの他に、子どもたちむけに昔遊び(竹返し・お手玉など)、絵本の読み聞かせなどをおこないました。

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また、昼食タイムでは、関さんの森名物の「カミの実入りパン」や焼き芋、釜で炊いたご飯のおむすびなどを提供。

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この日、関さんの森には144人が集い、暖かな秋の日、豊かな時間をすごしました。

(山田)

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2019年11月16日 (土)

明日は『ふるさとの集い』

明日は『ふるさとの集い』です。今日は、その準備をおこないました。

下の写真は、関家に残るもっとも古い蔵「雑蔵(ぞうぐら)」です。傷んでいた床板を修繕し、片づけ、照明なども付けて、関家に残る昔の生活道具などを展示しました。

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関家には古文書も残っています。古文書の会のメンバーが、今まで調べた成果をもとにパネルを作りました。

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お昼には、カヤの実を練りこんだパンや焼き芋を用意します。

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どうやら天気も良さそう。詳細は、予告記事をご覧ください。

(山田)

2019年9月22日 (日)

(予告)関さんの森・ふるさとの集い

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2019年5月19日 (日)

市政裁判所の枡

今日は第三日曜日なので、関さんの森の定例作業日です。
この日は、屋敷林の橋の修理やゴミ収集、新設道路のつる草の剪定などをおこないました。

午後からは、育む会の総会です。事業計画や決算・予算などについて審議し、承認されました。

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ところで、この日、建築士の皆さんが、雑蔵内の所蔵品の調査をおこないました。
その中に、明治時代の木製の一升枡を2点発見。側面には「市政裁判所」と刻まれています。

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東洋計量史資料館のHPによると、この枡は明治元年の5~7月、江戸幕府から明治政府“東京府(現在の東京都庁)”を設置するまでの2カ月間のみ製造された枡であることがわかりました。

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今後、蔵の所蔵品の調査をおこない、リストを作成します。将来的には、雑蔵の改修を経て、展示することを目指していきたいと思います。

(山田)

2019年2月 5日 (火)

雑蔵・床板の破損状況調査

雑蔵を有効に活用するためには、傷んだ床を修理しなければいけません。この日は、建築士の皆さんによって、床板の破損状況の調査がおこなわれました。

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床板の固定に使われた釘です。和釘のようです。

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2階の床板も、一部、修理が必要とのことでした。

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この後、シロアリの調査などをした上で、修理することになります。

なお、この日、早咲きの河津桜の開花を確認しました。開き具合から考えると、2月3日には咲いていたものと思われます。

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(山田)

2019年2月 2日 (土)

門と蔵再生事業・2018年度第3回学習会

関家には、江戸時代から明治初期に建てられた門や蔵が3棟あります。これを保存・活用しようと「門と蔵再生事業」を2016年からはじめました。

中でも「雑蔵(ぞうぐら)」と呼ばれている蔵は、天明5年(1785年)に建てられたもので、公開するための準備がすすめられています。
下の写真は、春の雑蔵です(2018年4月8日撮影)。

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公開に向けて、建築士の皆さんが蔵を測量しました。下の写真は、測量しているようすです(2017年1月15日撮影)。

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また、どのように公開するか、近隣の民家園などを視察見学したり、前千葉県文化財保護審議会委員の丸山純先生を招いての学習会を2017年からはじめています。

この日は、本年度3回目の学習会で丸山先生を含めて15名が参加。まず清掃した雑蔵の中を確認しました。

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下の写真は、雑蔵の1階部分です。1月29日に2階部分を含めて、ここに収納されていた古い木材などは、すべて外に出しました。公開までに、床板の補修などが必要のようです。

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2階部分です。ここにも木材などがたくさん収納されていました。ただし、2階に上がるための階段はありません。また、天井が低いので、2階は公開対象にはならないと思います。

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1階には壁で仕切られた小部屋があります。「味噌蔵」と呼んでいますが、籠や桶などの民具のほか、古い梅干しや梅酢などが今も保存されています。

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見学後は室内に移動して学習会。参加者に課されたレポートを発表しあい、雑蔵の公開に向けての展示内容や整備の方向性について話し合いました。

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公開までの課題は、たくさんあります。見学者が安全に蔵の中に入れるように、床の修理が必要です。土足可にするか不可にするか。照明はどうするか。何をどのように展示するか。古文書もたくさんあります。棚や机はどうするか・・・。

来年度以降も学習会を続けていきます。関心のある方はぜひご参加ください。

(山田)

2019年1月20日 (日)

雑蔵の階段づくり

関さんの森を育む会の2019年の活動は、今日から本格的に開始。
午前中は、梅林の剪定、新設道路周辺のゴミ拾い、道路脇の花壇整備などをおこないました。

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また、建築士の皆さんは、雑蔵に入るための階段づくり。

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この後、雑蔵内は公開に向けて整備され、古い民具などが展示される予定です。

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午後からは恒例の新年会でした。

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(山田)

2017年10月15日 (日)

古民家再生のプロの訪問

つくば市を中心に古民家の再生や伝統的な木造建築を手掛けている工房の主催者と筑波大の院生等9名が、「門と蔵再生事業」に関わっている松戸市内の建築士の皆さんと共に関さんの森を訪問しました。

訪問者は、道路問題も含めて古い門や蔵をどのように守って来たか関心が高く、育む会やエコミュージアムの今までの活動について熱心に聞いていました。ドイツの留学生から、ドイツの市民は森が大好きで誰でも自由に森に入ることが出来ると説明。森林に対する日本人とドイツ人の違いなどについて話し合いが進みました。

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門と蔵再生事業により作成した蔵の模型を前に、去年から門や蔵の保存活動に着手していることを説明。古い建物は現状のまま残すというより、時代に合った用途に使いながら残すことが良いのではないかとの意見で一致。

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話し合い後に建物の外にあったカキの実を見て、ドイツからの留学生は大喜び。渋柿ですとの説明でも、カキの実の美しさに見とれていました。

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その後、雨に煙る屋敷林をゆっくり散策して秋の森を楽しんでいました。

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