今年の冬の観察会は、新松戸から北小金の東漸寺まで歩く、巨木探訪のツアー。参加者は65名(スタッフ10名)で、用意した資料は足りず、急ぎコンビニでコピーするほどでした。
下の写真は、スタート場所の赤城神社駐車場に集まった参加者です。注意事項や簡単な体操をした後、4つのグループに分かれて出発しました。
最初のポイントは赤城神社です。赤城神社は、名前のとおり、上州・赤城山の赤城神社の分社。まずは境内のスダジイ(6本株立ち/胸高幹周り395cm)を観察しました。
赤城神社の次は幸谷観音のモッコク(220cm)やイチョウ(357cm)を観察し、関さんの森へ。
関さんの森ではケンポナシ(265cm)を観察した後、関さん宅のお庭に入り、古木ではカヤ(304cm)、ソメイヨシノ(百年桜/347cm)などを観察し、関さんの話を聞きました。
関さん宅のお庭では、カワヅザクラが咲きはじめていました。
関さん宅のお庭の次は、屋敷林(旧こどもの森)です。光を求めて大きく曲がったイヌシデの木が印象的でした。
関さんの森をあとにして、最終目的地の東漸寺ではタブノキの巨木を(430cm)観察。
そして、最後にシダレザクラ(222cm)などを観察して解散しました。
この日は、小雪も舞い散る肌寒い日でしたが、特に体調を崩す方も無く、無事に観察ツアーを終えたことは何よりでした。
大勢の参加者に恵まれた反面、どうしても移動や待ち時間が多くなり、じっくり説明することができず、申し訳なかったと思っています。
特に関さんの森の部分については、お話尽くせなかったことが多くあります。もしお時間がありましたら、公開日(毎月第三日曜日)にぜひおいでください。
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なお、この日の午後、関さん宅のお庭では、(株)富士植木に依頼した桜の養生作業がおこなわれました。
下の写真は、フジザクラ(マメザクラ)の剪定。
下の写真は、ベニシダレザクラ(三春の滝桜の子孫)の養生作業。少し元気が無いので、エアスコップで33箇所穴を堀り、穴には炭や堆肥を埋めました。
関さんのお庭では、すでにカワヅサクラが咲きはじめまています。この後、ミザクラ、マメザクラ、オオシマザクラ、ソメイヨシノ、ベニシダレザクラ、オオチョウチン、オモイガワなどの桜が次々と咲きます。4月7日(日)には、「関さんの森・花まつり」を開催しますので、どうぞおいでください。
(山田)