関さんの森近隣

2021年2月19日 (金)

幸谷小学校とケンポナシ

今から70年くらい前のこと。関家次女の睦美さんが馬橋小学校6年生のとき、担任の末次一男先生は関家を家庭訪問しました。関家の前のケンポナシは、当時は今よりも高く、遠くからでも目立つ大きな木だったそうです。
その後、末次先生は1983年に幸谷小学校の初代校長先生として着任し、ケンポナシの葉をモチーフとした校章を制定しました。ケンポナシの葉の、基部から分岐する3主脈と、幸谷小学区(幸谷・二ツ木・三ケ月)の3地区を重ねての制定です。
幸谷小学校の玄関・昇降口前には、卒業記念の3本のケンポナシが植樹されています。

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さて、幸谷小学校のケンポナシには、育む会が製作した「説明ラベル」が設置されていますが、色が褪せてきました。そこで、耐光性屋外用インク使用の新しいラベルに交換してきました。

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(山田)

2019年2月15日 (金)

関さんの森・冬の観察会

今年の冬の観察会は、新松戸から北小金の東漸寺まで歩く、巨木探訪のツアー。参加者は65名(スタッフ10名)で、用意した資料は足りず、急ぎコンビニでコピーするほどでした。

下の写真は、スタート場所の赤城神社駐車場に集まった参加者です。注意事項や簡単な体操をした後、4つのグループに分かれて出発しました。

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最初のポイントは赤城神社です。赤城神社は、名前のとおり、上州・赤城山の赤城神社の分社。まずは境内のスダジイ(6本株立ち/胸高幹周り395cm)を観察しました。

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赤城神社の次は幸谷観音のモッコク(220cm)やイチョウ(357cm)を観察し、関さんの森へ。
関さんの森ではケンポナシ(265cm)を観察した後、関さん宅のお庭に入り、古木ではカヤ(304cm)、ソメイヨシノ(百年桜/347cm)などを観察し、関さんの話を聞きました。

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関さん宅のお庭では、カワヅザクラが咲きはじめていました。

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関さん宅のお庭の次は、屋敷林(旧こどもの森)です。光を求めて大きく曲がったイヌシデの木が印象的でした。

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関さんの森をあとにして、最終目的地の東漸寺ではタブノキの巨木を(430cm)観察。

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そして、最後にシダレザクラ(222cm)などを観察して解散しました。

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この日は、小雪も舞い散る肌寒い日でしたが、特に体調を崩す方も無く、無事に観察ツアーを終えたことは何よりでした。
大勢の参加者に恵まれた反面、どうしても移動や待ち時間が多くなり、じっくり説明することができず、申し訳なかったと思っています。
特に関さんの森の部分については、お話尽くせなかったことが多くあります。もしお時間がありましたら、公開日(毎月第三日曜日)にぜひおいでください。

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なお、この日の午後、関さん宅のお庭では、(株)富士植木に依頼した桜の養生作業がおこなわれました。
下の写真は、フジザクラ(マメザクラ)の剪定。

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下の写真は、ベニシダレザクラ(三春の滝桜の子孫)の養生作業。少し元気が無いので、エアスコップで33箇所穴を堀り、穴には炭や堆肥を埋めました。

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関さんのお庭では、すでにカワヅサクラが咲きはじめまています。この後、ミザクラ、マメザクラ、オオシマザクラ、ソメイヨシノ、ベニシダレザクラ、オオチョウチン、オモイガワなどの桜が次々と咲きます。4月7日(日)には、「関さんの森・花まつり」を開催しますので、どうぞおいでください。

(山田)

2018年2月15日 (木)

早春の森を巡って

久しぶりに春を感じさせる陽射しの中で、新松戸駅前に87名の方が集まりました。早春恒例の「冬の関さんの森から東漸寺の巨木を訪ねて」に参加した人たちです。受付で会費を納めて名前と連絡先を記入、幸谷の赤木神社脇の広場で、4班に分かれて巨木めぐりに出発。

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途中民家の庭先に咲くヒイラギとヒイラギナンテンをみつけ、案内人がその違いを説明。花が咲きはじめほのかな香りがありました。

 

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赤城神社のスダジイの巨木や幸谷観音のイチョウなどを見て、いよいよ関さんの屋敷に。外から見た巨木に囲まれた関家の屋敷の姿です。門の奥に蔵の屋根が見えます。

 

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屋敷内では、古い蔵や門、カヤやソメイヨシノの巨木を巡った後、全員でここに住む関家7代目の関美智子さんから、みどりに包まれた屋敷を守って来た歴史について話を聞きました。

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森に移動して、カシの木の森や竹林の中を歩き、森で一番のケヤキの大木を見上げる人たちです。すぐ隣には湧水池が、澄んだ水をたたえていました。

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しばらくは住宅地の中を進んだ後、最後の訪問地である北小金の東漸寺に到着。江戸初期に関東18檀林(仏教の学問所)の1つであった寺には、広い敷地にシダレザクラやクスノキ、タブノキなどがあり、春の訪れを待ちかねているようでした。歩くのが遅いと心配していた参加者も無事たどり着き、巨木めぐりは無事終了しました。

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(木下)

2014年4月12日 (土)

ケンポナシが芽吹く

老木ケンポナシが芽吹きはじめました。移植後2年目に入りました。何とか元気を取り戻してほしいものです。

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関さんのお庭では、現在、チューリップが満開です。

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サクラでは、染井吉野がほぼ終わり。思川と大提灯が満開です。下の写真は大提灯。花弁は白くて半八重です。

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ところで、この日、近くの幸谷観音では稚児行列がおこなわれました。

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お稚児さんたちは、この後観音堂に入り、御守護祈願と大般若祈祷大法要。

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今年は午年なので、12年に一度の「十一面黒観世音菩薩像」の開帳もおこなわれました。

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幸谷観音の境内のケヤキ、新緑がとてもきれいでした。

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