関さんの森

2020年4月14日 (火)

屋敷林のお散歩は安全に気をつけて・・・

昨年秋の台風により、屋敷林(旧こどもの森)は大きな被害をうけました。育む会は埼玉県生態系保護協会とともに、倒れた木や折れた枝などの処理を続け、散策路の整備を続けてきました。
森は現在も散策することができますが、まだ折れた枝が木にひっかかっているところが残っています。

一方、新型コロナウイルスの関係で、松戸市からは里山保全団体に対し、活動自粛が要請されました。育む会では、月2回の定例作業は当分の間中止としますが、散策路の整備など緊急度の高い作業については、今後も必要最小限の人数で継続していきます。

さて、新型コロナウイルスの関係で、屋敷林(旧こどもの森)を散策される方が増えているように思います。
当面の対策として、屋敷林の2つの入口に、下のような看板を設置しました。散策される際は、じゅうぶんにお気をつけください。ご協力をお願いいたします。

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南口に設置した看板です。北口にも看板が設置してあります。

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通行できる散策路でも、危ないところには看板をたてました。

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奥の橋は腐朽がすすみ、危険です。修理が終わるまでは、通行禁止とさせていただきます。

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南口・北口以外にも、森に入れるところがありますが、危険なので、ここから森へは入らないでください。

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危険な枝を、長い竹竿を使って落している様子です(2020315日)。

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屋敷林(旧こどもの森)は、関家先代の関武夫さんが、都市化によって失われた自然の遊び場をこどもたちに提供しようと、1967年に松戸市を通じて開放したのがはじまりです。散策される際は、じゅうぶんにお気をつけください。

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(関さんの森を育む会)

2020年2月21日 (金)

冬の自然観察会/関さんの森の奇跡・トークイベント

今日は、関さんの森・冬の自然観察会。陽気に誘われ、80名が参加。新松戸駅から関さんの森を経由し、北小金・東漸寺までを歩きました。

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見どころは、やはり関さんの森。関さんのお庭では、河津桜、カントウタンポポ、ネコヤナギ(花芽)などを観察しました。

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終点の東漸寺では、タラヨウの葉を観察しました。さっそく、落ちた葉に字を書いてみると、黒く変色。これが「葉書」の語源という話もあります。

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一方、午後7時からは、神田・神保町の農文協・農業書センターで、『「関さんの森」の奇跡』のトークイベントが開催されました。新型コロナウィルスが心配される中、約40名が参加しました。

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トークイベントでは、著者である関啓子さんが、本には書かなかった部分の話、ノンフィクション作家を目指す思いや苦労などを語りました。

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(山田)

2020年2月15日 (土)

「関さんの森」の奇跡

関さんの森は、道路の問題を抜きには語れません。

幸谷地区の自然を守るために、先代の関武夫さんは1976年に「建設する都市計画道路は地下を通してほしい」と、地域の人たちと市議会に陳情。採択されたものの、地上ルートで工事が進んでいきました。

武夫さんの遺志をついだ関美智子さん姉妹は、2008年の強制収用の危機を、支援する多くの市民とともに乗り切ります。そして2019年8月、迂回道路が都市計画道路に変更され、関家二代にわたった道路問題が最終決着したのででした。

さて、このたびノンフィクション 『「関さんの森」の奇跡』 という本が出版されました。著者は、当事者でもある関啓子さん(関美智子さんの妹)です。

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タイトル・・・「関さんの森」の奇跡
サブタイトル・・・市民が育む里山が地球を救う
著者・・・関啓子(一橋大学名誉教授)
発行・・・新評論/四六判並製320ページ
定価・・・2,640円(本体2,400円+税)

出版を記念して、トークイベント(関啓子さんの講演)があります。

日時・・・2月21日(金)19時~20時
場所・・・農文協・農業書センター(千代田区神保町2-15-2富士ビル3階)
交通・・・地下鉄「神保町」駅A6出口より徒歩30秒
備考・・・事前予約不要/入場無料

 

2020年1月12日 (日)

会報完成・新年会・建築士の皆さんからの報告書

関さんの森を育む会の、会報編集や印刷もすでに終り、今日はみんなで丁合い作業。これにて28ページの会報400部が完成。皆さん、ご協力ありがとうございました。もっとも、発送作業が残っているが、これは別のメンバーが担当。よろしくお願いします。

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さて、会報が出来上がったら、新年会。この日は23名が一品持ち寄っての宴。

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ところで、新年会に先立って、建築士の皆さんから報告書(関家「蔵と門」調査報告書及び活用提案書)をいただきました。この報告書は20191125日付け、千葉県建築士会歴建調査グループ名で、建築士5名の連名となっています。

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関さんの森は、はじめの頃は自然中心に活動してきました。しかし今では、門や蔵、蔵に収納された昔の生活用具や古文書など、歴史的文化的な活動が大きな比重を占めてくるようになりました。建築士の皆さん、古文書の会の皆さんが、関さんの森の宝を見つけてくださりました。

(山田)

2020年1月 6日 (月)

「かやの木文庫」の銘板

現在、会報を編集中。会報は諸般の事情で年1回発行なので、昨年1年間の取り組みなどを掲載しています。

その中に、「かやの木文庫」に関する記事も掲載します。関さんの森には、保育園や小学校のこどもたちがきます。こどもたちには、季節に応じて絵本を読んであげていますが、その絵本を会でそろえる取り組みです。以前は「関さんの森・子ども文庫」としていましたが、絵本はこどもたちだけでなく、おとなにとっても新鮮なもの。そこで、関さんの森を代表する“カヤ”の木にちなみ、「かやの木文庫」と改名したのです。

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会報に「かやの木文庫」の改名したことを載せますが、記事に添える写真を、今日、撮影しました。この銘板は、関さんの森を育む会の代表・武笠さんの書をもとに、松戸里山応援団の野口さんが彫りました。また、板は関家に保管されていた木材の中から建築士の皆さんが適切なものを選びました。

(山田)

2019年12月26日 (木)

関さんの森・仕事納め

年末は正月を前にして、大掃除と注連縄の飾りつけ。これが関さんの森の仕事納めです。

注連縄は、稲わらを湿らせてたたき、柔らかくしてから縄をなってつくります。わらないは、かつての農家では盛んにおこなわれていました。関さんも昔はやっていたそうです。この技術を継承していくことは、エコミュージアム活動としても重要です。

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お昼は、豚汁+うどん+お餅。お腹の中まで暖まりました。

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注連縄は、熊野権現をはじめとして、ケンポナシ、キリシマツツジ、カヤなどの古木や、エノキ、ケヤキの巨木に飾りつけました。

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新しい年も、都市に残された里山空間を残すために、ご理解とご協力をお願い申し上げます。

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 (山田)

2019年3月19日 (火)

続・“空師”のしごと

今日も屋敷林の枯損木の伐採です。

1本目は、下の広場のスギ。昨日のうちに取り付けておいたロープを頼りに、さっそく空師がスルスルと登り、伐採する木にロープを巻きます。このロープは、伐採した木が倒れないように、宙吊りにするためのもので、隣の木の高いところに取り付けた滑車を通して、下で引っ張ったりゆるめたりすることができます。

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根元から2.5mくらいのところで切ります。不測の事態に備え、伐採した木には複数のロープを巻き付け、周囲の木などに固定しています。

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無事に幹を切断。予定どおり宙吊りになりました。この枯木は25mもあるので、周囲に倒すことができません。この後、宙吊りにしたロープをゆるめて下に下ろします。

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下の方から切り落とし、短くしていきます。

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倒せる程度の長さに切り詰めたら、宙吊りにしたロープをゆるめて倒します。

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切り株で年輪を数えたら、約90年であることがわかりました。

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(山田)

2019年2月15日 (金)

関さんの森・冬の観察会

今年の冬の観察会は、新松戸から北小金の東漸寺まで歩く、巨木探訪のツアー。参加者は65名(スタッフ10名)で、用意した資料は足りず、急ぎコンビニでコピーするほどでした。

下の写真は、スタート場所の赤城神社駐車場に集まった参加者です。注意事項や簡単な体操をした後、4つのグループに分かれて出発しました。

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最初のポイントは赤城神社です。赤城神社は、名前のとおり、上州・赤城山の赤城神社の分社。まずは境内のスダジイ(6本株立ち/胸高幹周り395cm)を観察しました。

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赤城神社の次は幸谷観音のモッコク(220cm)やイチョウ(357cm)を観察し、関さんの森へ。
関さんの森ではケンポナシ(265cm)を観察した後、関さん宅のお庭に入り、古木ではカヤ(304cm)、ソメイヨシノ(百年桜/347cm)などを観察し、関さんの話を聞きました。

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関さん宅のお庭では、カワヅザクラが咲きはじめていました。

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関さん宅のお庭の次は、屋敷林(旧こどもの森)です。光を求めて大きく曲がったイヌシデの木が印象的でした。

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関さんの森をあとにして、最終目的地の東漸寺ではタブノキの巨木を(430cm)観察。

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そして、最後にシダレザクラ(222cm)などを観察して解散しました。

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この日は、小雪も舞い散る肌寒い日でしたが、特に体調を崩す方も無く、無事に観察ツアーを終えたことは何よりでした。
大勢の参加者に恵まれた反面、どうしても移動や待ち時間が多くなり、じっくり説明することができず、申し訳なかったと思っています。
特に関さんの森の部分については、お話尽くせなかったことが多くあります。もしお時間がありましたら、公開日(毎月第三日曜日)にぜひおいでください。

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なお、この日の午後、関さん宅のお庭では、(株)富士植木に依頼した桜の養生作業がおこなわれました。
下の写真は、フジザクラ(マメザクラ)の剪定。

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下の写真は、ベニシダレザクラ(三春の滝桜の子孫)の養生作業。少し元気が無いので、エアスコップで33箇所穴を堀り、穴には炭や堆肥を埋めました。

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関さんのお庭では、すでにカワヅサクラが咲きはじめまています。この後、ミザクラ、マメザクラ、オオシマザクラ、ソメイヨシノ、ベニシダレザクラ、オオチョウチン、オモイガワなどの桜が次々と咲きます。4月7日(日)には、「関さんの森・花まつり」を開催しますので、どうぞおいでください。

(山田)

2018年12月27日 (木)

関さんの森・仕事納め

今日は関さんの森を育む会の仕事納め。平日にもかかわらず、15人が参加しました。
メインの仕事は、蔵の大掃除と注連縄づくり。

下の写真は、稲藁を材料に縄をなっているところ。

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これは大根注連。権現様用です。

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昼食は、豚汁(うどん・お餅)。おいしかった。

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午後になって、豚汁の片づけを終えた後は、注連縄を飾ります。権現様(キリシマツツジ)、カヤの大木3本、ケヤキ、エノキ2本、そしてケンポナシ2本。

下の写真は、樹齢200年のケンポナシでの記念写真です。

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この他、会員手作りの門松を関さんの門に飾りました。もちろん、左右ペア。

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さらに、これまた会員手作りの正月飾りを玄関に取り付けました。

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今日で、関さんの森を育む会の2018年の活動は終了です。皆さん、良いお年をお迎えください。

(山田)

2018年4月26日 (木)

森巡りツアー

森巡りツアーが開催されました。遠方からの参加者も多く、46人の参加でした。

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関さんの森では、エゴのオトシブミを見たり、足元に落ちているフジの花を見つけ上を見上げて太い蔓に感心したり、沢山の咲いていたであろう花の様子を想像したりして、この時期ならではの森の姿に触れることが出来ました。

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また、溜ノ上の森ではビンゴカードを基に観察していただきましたが、五感を使って森を観察することが出来、ふかふかなものでは落ち葉の上を歩く感触や若葉の柔らかさ感じ取りましたし、森を抜ける風の気持ち良さや高い木のてっぺんのキラキラした輝きを見つけて喜ぶ人もいました。

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可憐なギンランの花にも感動されていました。

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関さんのお話はいつもながら皆さんの心に響いたようです。

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それから森の観察を子供さんたちが楽しんでいると話しましたら、すかさず「そうでしょう。大人だって楽しいもの」と返ってきました。

(草野)

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