5月14日~22日にかけて、松戸市内のボランティアが維持管理している森が公開されます。
下のポスターの大きな写真は、関さんの森(屋敷林)。大きな木はイヌシデの木です。
公開日や公開時間は、森ごとに異なります。
関さんの森関係では、定例公開を含め、下記の日程で関家の庭、溜ノ上の森をご案内します。
下記以外では、案内人はいませんが、関さんの森の屋敷林、溜ノ上の森は、自由に散策できます。
5月15日(日) 関さんの森・定例公開(10~12時)
5月15日(日) 溜ノ上の森・オープンフォレスト公開(10~15時)
5月20日(金) 溜ノ上の森・オープンフォレスト公開(10~13時)
5月22日(日) 関さんの森・オープンフォレスト公開(10~13時)
※ ご来場の際にはマスクの着用、入り口で検温、手指の消毒、チェックシートのご記入をお願いします。
詳細は、「オープンフォレストin松戸実行委員会」のHPをご覧ください。
http://www.matsudo-satoyama.org/open-forest/OF_oshirase.html
関さんの森を育む会が誕生したのは、1996年4月。会として、活動とともに会報を発行しています。
設立当初の会報はB5版8ページで、毎月のように発行していた時期もありました。その後、2004年(22号)からはA4版になり、道路問題がほぼ解決した2009年(29号)からは年1回の発行で、28ページ前後となっています。
さて、このたび、会報の合本をいただきました。装丁も立派ですが、その厚さにびっくり。よくもここまで積み重ねてきたものだと思います。
この日、いただいた会報の合本を関さんに届けてきました。
お庭の河津桜は、すでに1月17日には咲いていましたが、やっと手が届く枝でも開きはじめました。
ミツマタもやっと開花。
ネコヤナギの冬芽(花芽)は、大きく膨らみ、芽鱗がはずれかかっていました。
もうすぐ春ですね。
(山田)
6月30日(水無月の晦日)は、「夏越の大祓」の日。葛飾区金町の葛西神社にて、「茅の輪(ちのわ) 」をくぐり参拝してきました。
葛西神社は1185年創建。祭囃子発祥の地といわれています。
参道をすすむと、大鳥居の手前に「茅の輪」があります。輪の向こうには江戸川の土手が見えます。
茅の輪は三度くぐり、身の穢れを清めてから参拝します。
本殿でお祓いを受けます。和紙を切って作った「人形(ひとかた)」に氏名・年齢を書き、撫でて息を三度吹きかけて自分の身代わりとします。
ところで、「茅の輪くぐり」とは唐突な記事ですが、葛西神社の「茅の輪」の横に添えた竹や、七夕飾りの竹(笹)は、関さんの森・屋敷林のものです。
今年は6月25日に屋敷林のマダケを伐ってトラックで運搬しました。
「茅の輪」本体は、江戸川河川敷で刈り取った茅のキレイなところが材料です。
「茅の輪」は26日に制作し、本日・30日の「大祓」を迎えたというわけです。
(山田)
関さんの森を育む会の、新年最初の作業は会報づくりです。
例年、12月31日を原稿締切りとし、正月休みに担当者が編集作業。
その後、会の中心メンバーが校正作業をおこないますが、今年は初めての試みとして、ZOOMの共有機能を使って、オンラインで校正作業をおこないました。
そして、本日、新松戸市民活動サポートセンターで印刷と紙折り。
印刷後は、丁合作業ですが、例年は関さん宅の「森のサロン」でおこなっていますが、“密”を避けるために今年は市民活動サポートセンターでおこないました。
ついでに言うと、丁合が終わったら、例年はその場で新年会です。
ですが、これも“密”を避けるために、オンライン(ZOOM)で新年会をおこないました。
さて、会報の執筆から校正、そして本日の印刷や丁合。皆さんご協力ありがとうございます。
まだ発送作業が残っていますが、お手許に届くまで、今しばらくお待ちください。
(山田)
今日は関さんの森の“仕事納め”です。
蔵を掃除したり、縄をなって“注連縄”を作ったり・・・。
関さんのお庭の、水を張ったバケツには、ヤマガラが水をのみにやってきました。
関さんに聞いてみると、小鳥たちのために置いてあるとのことです。
ふと、上空を見ると、屋敷林の上あたりでワシタカが飛翔。
どうやら、チョウゲンボウのようです。
ランチは豚汁。おいしかったですね。ごちそうさまです。
さて、午後は注連縄を飾ります。
下は、“おくまんさま”こと熊野権現の祠と樹齢200年以上のキリシマツツジ。
かつて村人は、風邪をひくと “おくまんさま”に快癒を祈願し、回復するとお礼参りにきて、塚のまわりに山椒を植えたといいます。
もちろん、今、私たちの願いは、「早くコロナがおさまりますように・・・」です。
道路建設に伴う移植にも耐え、頑張っている老木ケンポナシに注連縄を飾ります。
ケンポナシの前で、恒例の記念写真です。
最後に、会員手作りの門松を飾った関家の門で記念写真。
皆様、よいお年をお迎えください。
(山田)
昨年秋の台風により、屋敷林(旧こどもの森)は大きな被害をうけました。育む会は埼玉県生態系保護協会とともに、倒れた木や折れた枝などの処理を続け、散策路の整備を続けてきました。
森は現在も散策することができますが、まだ折れた枝が木にひっかかっているところが残っています。
一方、新型コロナウイルスの関係で、松戸市からは里山保全団体に対し、活動自粛が要請されました。育む会では、月2回の定例作業は当分の間中止としますが、散策路の整備など緊急度の高い作業については、今後も必要最小限の人数で継続していきます。
さて、新型コロナウイルスの関係で、屋敷林(旧こどもの森)を散策される方が増えているように思います。
当面の対策として、屋敷林の2つの入口に、下のような看板を設置しました。散策される際は、じゅうぶんにお気をつけください。ご協力をお願いいたします。
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南口に設置した看板です。北口にも看板が設置してあります。
通行できる散策路でも、危ないところには看板をたてました。
奥の橋は腐朽がすすみ、危険です。修理が終わるまでは、通行禁止とさせていただきます。
南口・北口以外にも、森に入れるところがありますが、危険なので、ここから森へは入らないでください。
危険な枝を、長い竹竿を使って落している様子です(2020年3月15日)。
屋敷林(旧こどもの森)は、関家先代の関武夫さんが、都市化によって失われた自然の遊び場をこどもたちに提供しようと、1967年に松戸市を通じて開放したのがはじまりです。散策される際は、じゅうぶんにお気をつけください。
(関さんの森を育む会)
今日は、関さんの森・冬の自然観察会。陽気に誘われ、80名が参加。新松戸駅から関さんの森を経由し、北小金・東漸寺までを歩きました。
見どころは、やはり関さんの森。関さんのお庭では、河津桜、カントウタンポポ、ネコヤナギ(花芽)などを観察しました。
終点の東漸寺では、タラヨウの葉を観察しました。さっそく、落ちた葉に字を書いてみると、黒く変色。これが「葉書」の語源という話もあります。
一方、午後7時からは、神田・神保町の農文協・農業書センターで、『「関さんの森」の奇跡』のトークイベントが開催されました。新型コロナウィルスが心配される中、約40名が参加しました。
トークイベントでは、著者である関啓子さんが、本には書かなかった部分の話、ノンフィクション作家を目指す思いや苦労などを語りました。
(山田)