門と蔵

2026年3月29日 (日)

「関さんの森・昔のくらし館」開館記念のイベント開催

今日は、「関さんの森・昔のくらし館」開館記念のイベント。天候にも恵まれ、271名もの来場者がありました。
この日、関家正門横の「百年桜」こと染井吉野は3分咲き。下の方の枝は見頃でした。

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関家の庭では、豆桜の血をひく桜が満開(写真はありません)。大島桜は2分咲き。

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思川桜は胴吹きの小枝から咲きはじめていました。

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その思川のあたりは、春の野草をご案内。たとえば、オオアラセイトウ(ショカツサイ/ムラサキハナナ)が満開。

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アケビの雌花も咲いていました。

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さて、築240年の雑蔵を改装した「昔のくらし館」では、昔の生活用品を展示・解説。

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蔵の近くでは、古文書を展示・解説。

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江戸時代後期に建てられた薬医門も見どころです。

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また、休憩スペースでは、関さんの森に関する手作りの紙芝居を上演しました。

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この日のスタッフは39名。かたずけを終えてからは、33名が残ってお花見。イベントは成功裏に終わってホッと一息です。
スタッフの皆さん。お疲れさまでした。

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なお、「昔のくらし館」は個人の庭にある蔵です。ボランティアにより運営しているため、関家の庭の公開日(78月を除く第三日曜日/雨天中止)のみ開館し、庭を含めてスタッフがご案内します。それ以外の日は入れませんのでご了承ください。

当面(4月から6)の公開日は、下の4回です。雨天中止です。
また、団体での見学には、平日を含めて日程調整して対応します。
問い合わせは、関家ではなく、「関さんの森エコミュージアム」代表の山田までお願いします。
電話:090-4667-0209

4月19日(日)10~12時
5月10日(日)10~13時
517()1012時 ※オープンフォレスト公開
6
21()1012

(山田)

2026年3月15日 (日)

3/29イベントの準備(昔のくらし館)

今日は第三日曜日なので、育む会の定例作業日です。
会員24名が集まり、花壇の花苗植え付けや、3/29開催に開催するイベントの準備などをしました。

天明5年(1785)に建てられた雑蔵(ぞうぐら)は「昔のくらし館」としてリニューアルしますが、その準備もほぼ終わりました。

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展示してあるものを、いくつか紹介しましょう。
関家は、江戸時代名主でしたが、名主の仕事といえば、領主に納める年貢を、各農民の持高い応じて公平に割り振り、村全体でまとめて、期限までに納めることです。
そのためには、米などの量を正確に量り、計算し、記録することが求められます。

量る道具では、棒ばかり(竿ばかり)があります。

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分銅には「秤量貮拾六貫」とありますが、これはこの分銅を使って量れる最大重量。26貫は97.5kgだから、米1俵(60kg)をはかるには、充分なはかりです。
分銅の実際の重さは、分銅の下の方に壱貫三百匁(4.875kg)と書かれていました。念のために、分銅の重さを量ったところ、4.882 kgでした。上皿はかりが正確かどうかはわかりませんが、わずか0.14%の誤差でした。

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容量を量るときは枡を使います。年貢米を量るときは一斗枡を使います。一斗は約18リットル(15kg)。江戸時代の米1俵には一斗枡で4杯分(72リットル/60kg)の米が入っていました。関家には一斗枡が2個残っています。

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計算するときは、そろばんを使いますが、七つ珠のそろばんが残っていました。
日本のそろばんは中国から伝わったとされ、上2つ下5つの七つ珠は、中国の16進法に由来します。上1つの5が2個、下1つの15個で、縦1列の合計15。1足すと16で、次の位に繰り上がります。
7つ珠が使われていたのは江戸時代までで、明治になって上1下5の6つ珠、昭和になって上1下4の5つ珠となりました(10進法)。

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矢立(やたて)は、携帯用の筆箱です。墨壺も付いており、帯に差し込んで持ち歩きました。

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ところで、米は俵に詰めて保存・運搬します。今は紙の袋やビニールですが、昔は稲わらを編んで米俵を作りました。下の写真は俵編み機(こも編み機)ですが、これは米俵用ではなく、炭俵用のものです。

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米俵に米を入れる時は、竹で編んだ漏斗(じょうご)をつかって、こぼれないようにしていました。

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米俵に入った米の検査は、金属製の「米刺し」を使って取り出していました。

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(山田)

2026年2月17日 (火)

イベント予告:3月29日「関さんの森昔のくらし館」開館記念イベント

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3月29日(日)に、「昔のくらし館」の開館を記念した小さなイベントをおこないます。どうぞ、おいでください。
なお、当面「昔のくらし館」は、関家の庭の公開日(7月8月を除く第三日曜日/雨天中止)のみ開館し、庭といっしょにご案内します。
それ以外の日は閉館ですのでご了承ください。
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関さんの森昔のくらし館3月29日開館記念イベント
(令和7年度松戸市市民活動助成事業)
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関家は幸谷村曲淵氏知行地の名主をつとめ、江戸時代に建てられた門や蔵、古文書や昔の生活用品が今も保存されています。生活用品は蔵を改修して展示。このたび「昔のくらし館」として、リニューアルします。
また、古文書は新松戸のタウン誌『月刊新松戸』に「関さんの蔵通信」として2012年から連載。これを整理してまとめた『関家の古文書をよむ-関さんの蔵通信100号誌-』を発刊しました。
満開の桜のもと、江戸時代の幸谷村の人々の暮らしに思いを馳せてみませんか。
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昔のくらし館には、七つ玉のそろばんや天秤棒はかり、矢立(昔の携帯用筆入れ)といった珍しいものから、石臼や俵編み機、座繰り機(糸を紡ぐ道具)、水汲み桶など、昔の生活用品や農機具などを展示。懐かしさとぬくもりを感じる空間になっています。
左の古文書は、文政3年(1820)に幸谷村の豊吉が、中和倉村のおしんに渡した離縁状「三下り半」の控えです。文面には「この度相互に相談し…」や「向後何方へ再縁致し候とも、この方少しも構い御座なく候、後日のため離縁状…」と書かれています。離縁は夫婦で相談して決めています。離縁状は夫が妻に対して一方的に渡すものではなく、「再婚許可証」としての役割がありました。
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関さんの森昔のくらし館」開館記念イベント
  • 日時:2026年3月29日(日)10:00~14:00 雨天時も開催します
  • 会場:関さんの森(関家の庭) 松戸市幸谷131
    新松戸駅下車徒歩10分/京成バスウエスト八柱行き「関さんの森」下車2分
    自家用車の駐車スペース無し(自転車・オートバイは駐輪できます)
  • 参加費:200円 (資料代 , 保険代/中学生以下は無料)/事前連絡は不要
  • 内容:関家の門と蔵/昔のくらし館(展示室)/古文書/関家の庭を案内
    当日参加の1家族に1冊 『関家の古文書をよむ』 を贈呈(200冊限定)
  • その他:トイレは新松戸駅前の公衆トイレ等を利用してからおいでください
  • 主催:関さんの森エコミュージアム/お問い合せ:090-4667-0209(山田)
  • 「昔のくらし館」は、常時開館している施設ではありません。「関家の庭」とともに、原則第3日曜日(雨天/7・8月を除く)にガイドがご案内します。詳細はHP/電話でご確認下さい。

ダウンロード - 260329flyer2.pdf

 

2025年3月30日 (日)

春の「臨時公開」報告

今日は、関家の庭の臨時公開。10時の開会に先立ち、改修した正門の開通式が行われましたが、それは別の記事にします(現在編集中)

さて、臨時公開には、91名の方がおみえになりました。育む会のスタッフ18名と古文書の会スタッフ4名が、お庭などを案内しました。

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まず、桜の開花状況ですが、10種類の桜のうち、満開になっていたのは、「大島桜」「豆桜」「紅枝垂れ桜(八重)」の3種でした。
下の写真は「大島桜」ですが、花の中心が緑色のものは咲きはじめ。中心が赤いものはもうすぐ散ります。

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『百年桜』こと「染井吉野」は、低い枝は五分咲きまで進んでいますが、高い枝はほとんどが蕾で、全体としては二分咲き程度でした。

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この日咲きはじめたのは遅咲きの「思川」です。10輪の開花を確認しました(下の写真)。
なお、「大提灯」と「佐藤錦」はまだ蕾でした。

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一方、花が終わりつつあるのは「河津桜」、九分葉桜(葉が展開/花は1割くらい残っている)となっていました。また、「紅枝垂れ桜(一重)」は三春の“滝桜”の子樹ですが、七分葉桜(葉が展開/花は3割くらい残っている)でした。「実桜」は花が終わり、完全に葉桜となっていました。

ところで、関家の庭の見どころは樹木だけではありません。江戸時代に建てられた門や蔵、蔵には昔の生活道具や古文書なども残っています。
下の建物は、240年前に建てられた雑蔵(ぞうぐら)です。

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雑蔵の中は展示室として整備しています。関家に残る昔の生活道具などを説明しました。

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また、雑蔵と新蔵の間は古文書の展示コーナー。古文書の会のメンバーが、蔵からみつかった「離縁状(三下り半)」などについて説明しました。

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さらに、森の会議室では、10時半と11時半の2回、蔵から見つかった「仇討ち」に関する古文書についてのミニ講座をおこないました。

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なお、公開を終え、片付けを終えた後は、育む会と古文書の会の有志でお花見をしました。

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食べ物・飲み物・食器は各自持参でしたが、この日採れた椎茸をその場で焼いてみんなで食べました。

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(山田)

2022年4月 3日 (日)

春の臨時公開

予定していた関さんのお庭『臨時公開』は小雨中止としていましたが、小雨というより微雨という感じの細かい雨。
規模を縮小して、大規模なパネル展示などはやめ、とりあえず昼まで門を開けました。
お客様は24名。染井吉野や思川など7種類の桜、ハナモモ、アオキ、アケビ、カントウタンポポなどを案内。築239年の蔵の中では、昔の生活道具や古文書などを紹介しました。

下の写真は染井吉野。満開ですが、少し散りはじめています。

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思川はまだ咲きはじめ。全体としては、まだ一分咲きにもなっていません。

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カントウタンポポは、雨の日は閉じています。

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239年の「雑蔵」のなかでは、昔の生活道具や古文書などを紹介しました。

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(山田)

2022年3月20日 (日)

新蔵2階の整備

今日は関さんの森の作業の日。
つる植物の移植、花壇整備、危険木の撤去、蔵の整備などをおこないました。
たとえば、下の写真は、花壇の整備です。

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一方、下の写真は、関家の二番蔵「新蔵」。

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2階の床を補強し、照明装置を設置しました。

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ここには、江戸時代に使われていたであろう駕籠があります。
現在、蔵の収納物のリストを作成しています。床を補強し、照明をつけたことで、調査の進展が期待されます。駕籠などの収納物についても、公開・展示をすすめていきたいと思います。

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ところで、関さんのお庭では、3種類目のサクラ、ベニシダレザクラが咲きはじめました。福島は三春の『滝桜』の子孫です。

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樹齢117歳のソメイヨシノは、明日か明後日には咲きはじめそうです。

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本日の作業や会議が終わった頃、ルリビタキ(メス)が出現しました。2年連続で関さんの森で冬を越しましたが、そろそろ山に帰るころです。

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(山田)

2020年11月 5日 (木)

小金北小学校3年生・里山体験

今日は小金北小学校の3年生65名が、関さんの森で里山体験をしました。

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関さんの森では、築235年になる雑蔵を整備し、昔の生活道具などの展示を昨年からはじめています。

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こどもたちは、背負子を背負ってみたり、

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石臼で大豆を挽いてみたり、

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枡を使って米の量を測ってみるなどの体験をしました。

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屋外では、雑蔵以外の蔵を見学。下の写真は、木小屋を見学しているところです。

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また、関さんの庭にある柿の古木や、柿の実を観察したり、

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隣との境界に植えてある火伏せ(火除け)のモチノキを観察しました。

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木登りをするこどももいました。

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今回、小金北小学校のこどもたちを迎えるにあたり、2クラスのこどもたちを4つのグループ(1516)に分け、雑蔵を含めた4つの体験・観察ポイントには、体験・説明のための担当者を配置しました。
4つのグループは、20分毎に鳴る笛を合図に、4つの体験・観察ポイントを移動しますが、各グループには引率の先生のほか、順路案内の同伴者を配置するなど、スタッフ12名で対応しました。
こどもたちの好奇心と、先生方やスタッフの協力で、スムーズに里山体験の企画・運営をおこなうことができました。ありがとうございました。

なお、この日、ケンポナシの古木をチェックしたところ、実が落ちていることを確認しました。

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(山田)

2020年1月 9日 (木)

幸谷小2年・冬の自然観察

今日は幸谷小学校2年生が冬の自然観察。

関さんのお庭で見つけたのは、マツボックリでした。偶然、マツの葉が刺さっていました。

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ヤツデの葉は、ふしぎな形。“八つ手”といいながら、8つはなく、ほとんどが7つ。太陽の光で透かしてみると、緑色がきれいです。

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235年の雑蔵に入ってみました。昨年秋から雑蔵の中は、昔の生活道具などが展示されています。

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雑蔵の前にはベンチがあります。今日は風が強いのですが、蔵の前は暖かく、日向ぼっこには最適です。

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その後、屋敷林に行きました。みんなで何を見ているのかな?

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そこにいたのは、クサカゲロウでした。よく見ると、口に水滴が付いていました。はじめは動かずにいましたが、光を浴びて体温が上がったのでしょう、やがて歩きだし、飛んで行きました。

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幸谷小学校の2年生は、関さんの森で春夏秋冬の自然観察をおこなっています。今回の冬で終了の予定でしたが、2月末か3月のはじめに、早春の観察を追加することになりました。

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(山田)

2019年11月26日 (火)

おいしく焼けたよ(そうか草花保育園)

今日は、埼玉県の草加市から、保育園児17人が保育園バスに乗ってやってきました。
あいにく霧雨が降る天候でしたが、こどもたちは、雨カッパを着て関さんのお庭や屋敷林で秋探し。

お昼は、関さんの森名物「カヤの実入りパン」。パンの生地にカヤの実を練り込み、竹の棒に巻き付けます。

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炭火で焼きます。少し寒い日でしたが、焼ながら暖をとります。

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おいしく焼きあがりました。

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その後は、雑蔵の中でお弁当タイムです。
230年を越える雑蔵ですが、「門と蔵再生事業」によって整備したばかり。中には、昔の生活用具が展示してありますが、こんないい使い方がありました。

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そして、絵本の読み聞かせ。今日の絵本は、秋らしく「カラスウリ」でした。

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(山田)

2019年11月17日 (日)

関さんの森・ふるさとの集い

今日は『関さんの森・ふるさと集い』を開催。関家に残る門や蔵、昔の生活道具や古文書などを公開しました。関さんの森では、都市に残る里山として、森や生き物たちだけでなく、昔の暮らしを学ぶことができる、いわば野外博物館のような場所。だから私たちは、ここを『関さんの森エコミュージアム』と呼んでいます。

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開会セレモニーの後、参加者は屋敷内を自由に見学。下の写真は1785年に建てられた雑蔵(一番蔵)ですが、蔵の中を片づけて照明器具を付け、昔の生活道具などを展示しました。

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また、雑蔵・新蔵・薬医門の前では、古文書の会のメンバーが、関さんの蔵から見つかった古文書について解説しました。

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その後、参加者は集合して、丸山純氏(前千葉県文化財保護審議会委員)による「蔵から見える昔のくらし」のお話。丸山先生、後ろ姿でごめんなさい。

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続いて、実物の1/30で作った手作りの模型をもとに、門や蔵の解説。下の写真は、雑蔵の説明をしているところです。

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さらに、紙芝居の上演。蔵に保存されているモノをネタに、自分たちでストーリーを考え、紙芝居として仕上げました。下の写真は「石臼じいさん」。この他に「関さんちの木材」の2本を上演しました。

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この日のイベントでは、これらの他に、子どもたちむけに昔遊び(竹返し・お手玉など)、絵本の読み聞かせなどをおこないました。

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また、昼食タイムでは、関さんの森名物の「カミの実入りパン」や焼き芋、釜で炊いたご飯のおむすびなどを提供。

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この日、関さんの森には144人が集い、暖かな秋の日、豊かな時間をすごしました。

(山田)

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