第1日曜日は、定例作業日です。しかし、千葉県に『まん延防止等重点措置』が適用されているため、会員有志のみによる臨時作業としました。
さて、コロナ禍であっても、やらなければいけない作業は、たくさんあります。
今日は、都市計画道路の植栽帯(ガードパイプ下)に植えられている“つる草”、スイカズラとビナンカズラの移植をしました。
この“つる草”は、道路建設にあたって、周囲の環境に配慮するために、松戸市と話し合って植えたものです。松戸市道路関係職員・道路建設業者・小金南中の生徒の皆さんと一緒に植えました。
*2012年7月12の記事「新設市道歩道上の植樹」をごらんください。
http://www.seki-mori.com/2012/07/post-a677.html
植栽後の夏は雨が少なく、乾燥との戦いでしたが、その後は順調に成長。たびたび剪定してきましたが、昨年、突然、松戸市から“つる草”の撤去を求められました。皆さんと一緒に植えた “つる草”を、このまま撤去・廃棄するのではなく、1本でも多く生かしたいと思い、移殖をしているわけです。
ところで、今年の冬は寒いですが、すでに早咲きの白梅(八重咲)は五分咲き。
フキノトウも顔を出そうとしています。
関さんのお庭では、ルリビタキのメスが来ています。
バードバスには、ヤマガラが水を飲みに来ていました。
(山田)
本日(8月30日)、関さんの森に関係する都市計画変更の公示が松戸市によりなされました。
具体的には、関さんの森を通る都市計画道路337号線の線形が廃止され、現在の新設市道が都市計画道路になりました。
関さんの森を通る道路問題については、2008年に強制収用の手続きが開始されるなど深刻化しましたが、翌2009年には暫定道路として西側に迂回する新設市道を建設することで松戸市と合意。2012年に新設市道は開通しましたが、都市計画道路の線型はそのまま残っておりました。
そして本日、新設市道を、道路のネットワーク機能や安全性が確保されているとの判断により、都市計画道路とすることが公示され、関さんの森を通る都市計画道路の線形が消えたわけです。
それと同時に、旧都市計画道路用地を含む屋敷内の樹林地0.2ヘクタールが、都市緑地法に基づく「特別緑地保全地区」として指定されることも、公示されました。
これにより、関さんの森では、屋敷林を含め1.7ヘクタールが、開発の対象にならず、緑地として保存されることになりました。
以上、おかげ様で関さんの森に関係する道路変更に関する手続きは全て終了しました。
これまで多くの方々のご支援を賜りましたことに心より感謝申し上げます。
取り急ぎ、ご報告申し上げます。
関さんの森を育む会
関さんの森エコミュージアム
連日の暑さで関さんの森の草や木は元気に育っています。
ウメの収穫期を月末に控え、むつみ梅林で腰の丈以上にあった草を、今日まで3日間かけて刈り払いを行い、ウメの木の下はすっかりきれいになりました。
3年前に小金南中の生徒と共に新しい道路の歩道わきに植えた4種類のつる植物は、風雪に耐えてそれぞれ立派に成長し、バスが通うようになった関さんの森グリ-ンロードに定着しています。その姿をご覧ください。
まず、ビナンカズラです。
スイカズラです。
テイカカズラです。
オオイタビです。
小さな苗木が、よくここまで育ったものです。
下の写真は、小金南中との共同植樹の時の写真です。
詳細は、右をクリックしてください。→2012年7月12日
その後は乾燥との戦いでした。
詳細は、右をクリックしてください。→2012年7月28日 ・2012年8月1日
今日のクリーン作業のおまけは、昨年2月に千葉大生と共に旧グラウンドの道路わきに植えたケンポナシです。
昨年は芽が出ず枯れたものと思っていましたが、1年間休眠の後に芽を出して、どうやら再生しそうです。ケンポナシ道路の一員として今後大いに成長を期待しています。
新松戸駅-八柱駅間に新京成バス路線が新設されます。そして、新たに「関さんの森」というバス停が作られます。バス停の位置は関さんの森の正門を6号線に進んだ、ファミリーマート付近だと思われます。
詳細は、新京成電鉄のホームページの「新着情報」の中のトピックス(【松戸新京成バス】小金原線改正のお知らせ)をご覧ください。
さて、今日は午前中からパラパラと雨。午後からは本格的に降り、見学ガイドは中止とさせていただきました。
2月25日から咲きはじめたカワヅザクラは、花弁が濡れていました。
ネコヤナギ(2月28日より開花)も濡れていました。
山中啓之議員(松戸市議)の『政啓談話』が、この日の午前中、関さんの森(屋外)にて開催されました。話題はおもに、都市計画道路3・3・7号線に関することです。
それにしても暑い日が続きますが、森の中は涼しい。蚊とり線香と防虫スプレーがあればだいじょうぶです。
『政啓談話』後は、軽作業をしたり、育む会の会議。この日の見学者は2名でした。
ところで、関家屋敷の生垣は、ツヌツゲをベースとしながらも、いろんな樹木が混ざる“混ぜ垣”です。その中には、シロダモ(クスノキ科)も混ざっており、アオスジアゲハが産卵していました。下の写真は、シロダモの新芽にとまったところですが、この後腹部を曲げて、末端を新芽にくっつけていました。
調べてみると、ちゃんと卵がありました。
“混ぜ垣”の中には、エノキも混ざっています。ていねいに探してみると、ゴマダラチョウ類の卵がありました。
ゴマダラチョウ類の成虫は、クヌギの樹液を吸いにきます。旧子どもの広場のクヌギの木を探してみると、アカボシゴマダラがいました。
この日、アカボシゴマダラ5頭がクヌギの木にいましたが、ゴマダラチョウは0。
今年になって、在来のゴマダラチョウの姿を見ることはほとんどなくなり、外来のアカボシゴマダラが急速に勢力を拡大しているようです。
関さんの森に本格的な春がが訪れました。
道行く人に緑に親しんでもらおうと、日頃から道路の清掃などをしていますが、足を止めゆったりと春を楽しんでもらうため、ベンチを一か所増やし今までの2つのベンチも作り直しました。
門の前のベンチを大きくし、座りやすいように高さを調整しました。
道路を挟んで門の前に新しくベンチを置きました。ここは100年桜の絶好の鑑賞場所になるでしょう。
ベンチから眺めるウメは、今が花盛りです。
ケンポナシの木の前も心地よい場所になりました。屋敷全体の良いビューポイントです。
屋敷内では、キリシマツツジ、ツバキ、アジサイを増やそうと、プランターにさし木をしました。会員が自宅で責任を持って育てて、来年の春には再びこの森に戻し、この地に定着することをめざします。