キリシマツツジ・カヤの花・クモ2種
熊野権現の塚の、キリシマツツジが満開です。このキリシマツツジは、樹齢200年超で松戸市の保護樹木になっています。
キリシマツツジは、屋敷の外、道路からも見えます。
関さんのお庭にはカヤの木が多いのですが、熊野権現のご神木として植えられているのかもしれません。
今、カヤの花が咲いていますが、カヤは裸子植物なので、花は地味です。カヤは雌雄異株です。
下の写真は雄花。カヤは風媒花で、大量に花粉を飛ばします。
下の写真は雌花。裸子植物なので、花弁や子房は無く、胚珠は露出しています。丸い粒のようなものが雌花(胚珠)で、わずかに出っ張った部分に珠孔があります。
さて、今日は2種類のクモを紹介しましょう。
まずは、アオオニグモです。
アオオニグモは円網の一部が切れた“キレ網”を張りますが、普段は葉を舟型に曲げて天幕を張った中に隠れ、脚を網に繋がる糸にかけています。網に虫がかかると、振動を察知して、現場に急行して虫を捕えます。
マミジロハエトリのオスとメスもいました。
ハエトリグモの仲間は、網は張らずに徘徊生活をします。マミジロハエトリのオスは、眉が白いので、その名があります。前脚を大きく広げているのは、求愛のポーズです。
メスは食事中でした。
春を迎えて虫が出てきました。そして虫を食べるクモが出てきました。にぎやかな季節になってきました。
(山田)