草加から、保育園のこどもたち(年長組17名)が関さんの森に来ました。
むつみ梅林のウメは、ほとんど咲き終えていましたが、1本だけあるアンズの花が満開です。
樹齢200年のケンポナシの木では、「いつまでも長生きしてね!」とタッチ。こどもたちのパワーをケンポナシに分けてあげてくれました。
足もとにはツクシ。たくさん摘みました。
屋敷林では、ケヤキの木。これも200年くらいの古木です。連理の木(枝分かれした枝が上でくっついています)は、縁結びや夫婦和合のご利益があるといいます。
こどもたちは卒園して離ればなれになりますが、「いつまでも仲良くしようね!」とタッチ。
下の広場では、アスレチックで遊んで記念写真。
関さんのお庭では、関さんから今日の見どころを教えてもらいます。
フキノトウやヨモギなど、春の香りを教えてもらいました。
この日のお庭では、紅枝垂桜(一重咲き)が満開。
豆桜が咲きはじめていました。
地味で小さな花ですが、アオキの花(雄花)も咲きはじめていました。
お庭の探検では、マツボックリやクリを拾ったり、気の木登りをしたり……。
絵本を読んでもらいました。
14時、関さんの森でたっぷり4時間遊んだこどもたちは、保育園バスに乗って草加に帰っていきました。きっと帰りのバスの中ではグッスリ眠っていることでしょう。
(山田)
毎月第2土曜日は、関さんの森・古文書の会の定例活動日。この日は8名の会員が集まり、3/29のイベントの準備をしました。
下の写真は、額に入れて展示する古文書を選んでいるところです。
なお、イベント当日は、200円(中学生以下は無料)いただきますが、古文書の会がつくった冊子『関家の古文書をよむ』(A5版192頁)を差し上げます。ただし、200部限定で、1冊/1家族とさせていただきますので、あらかじめご了承ください。
この『関家の古文書をよむ』は、書店では販売していませんが、すでに松戸市立図書館に4冊配架されています。また、松戸市内すべての中学校や高校の図書館にも配架されています。
この日、関さんのお庭では、紅枝垂桜が咲きはじめました。これは、福島県は三春の「滝桜」の子です。
また、実桜(サクランボの桜)が満開。
河津桜は、少し散りはじめていました。
昆虫では、トラフコメツキという、春一番に出てくるコメツキムシを確認しました。
(山田)
今日は第三日曜日だから、定例作業。栗の収穫、落枝や越境枝の処理、草刈り、ゴミ拾い、蔵の修繕や収納物品の調査、見学者の案内など、25名が参加しました。
この日の作業では、「まつど地域活躍塾」の塾生3名も参加して作業体験。作業の最後に、屋敷林をゴミを拾いながら見学し、イヌシデの木で記念写真を撮りました。
生きものでは、見学者を案内しながらアケビ棚を探すと、目玉模様がチャームポイントのアケビコノハの幼虫がいました。
また、桜が狂い咲きしていました。
じつはこの夏、モンクロシャチホコ(蛾)の幼虫が大発生して、桜の葉は食べつくされて丸坊主になりました。桜は冬が来たと勘違いして花芽がつくられ、その後、葉が新たに開き開花しました。
下の写真は「思川」ですが、「染井吉野」も咲いていました。
(山田)
関さんの森の屋敷林は、1967年に先代の関さんが、「こどもの森」として地域のこどもたちに開放。その後、先代の関さんが亡くなり、1995年に自然保護団体(埼玉県生態系保護協会)に寄付。翌1996年に関さんの森を育む会が誕生し、「関さんの森」と呼ばれるようになりました。
低地部分は、当初は荒れた竹林(マダケ)でしたが、80%くらいの竹を伐採し、以後は年に1回は草刈りをして、草地として維持管理しています。荒れた竹林はタケ以外の植物はほとんど生えませんが、草地にすると数十種類の植物が季節に応じて見られます。
植物の種類が増えると、草食昆虫の種類が増える。さらに肉食の昆虫・クモ・野鳥などの種類が増える。つまり、生物多様性を目指して維持管理しているのです。
さて、かつての竹林を草地にすることにより、春はジロボウエンゴサクがたくさん見られるようになりました。ジロボウエンゴサクは、“Spring ephemeral”(春の妖精/春植物)とも呼ばれる植物。カタクリやアズマイチゲなどが“Spring ephemeral”の代表ですが、ジロボウエンゴサクも同じような生活をする可憐な花です。
近縁のムラサキケマンも生えていますが、こちらには妖精っぽさはありません。
他の植物(草本)では、ミドリハコベが咲いています。
ヤブニンジン
ウラシマソウも怪しい花を咲かせていました。
一方、木本では、アオキが咲きはじめています。アオキは雌雄異株。雄株は雄花だけ、雌株では雌花だけが咲いています。
なお、広角レンズを持って行ったので、屋敷林のシンボル的な樹木(ケヤキ1本とイヌシデ2本)を撮りました。
下の写真は、屋敷林・湧水池畔のケヤキ(連理の木)。下の方で分かれた枝が、その上で別の枝と癒着しています。
下の写真は、屋敷林・下の広場のイヌシデ。生えている場所が暗いため、明るい方に伸びてこのような樹形になりました。
下の写真は、屋敷林・上の広場のイヌシデ。明るい場所だと、このように素直に上に伸びていきます。
(山田)
関家の正門脇の「百年桜」こと染井吉野が満開になりました。
「百年桜」の奥にも樹齢100年に近いと思われる染井吉野が2本あり、見頃です。
「百年桜」は、関さんのお母様が生まれた1905年(日露戦争終結の年)に、お祝いで植えたものです。植えてから今年は120年になります。
正門の内側は、桜の花びらのじゅうたんです。
一方、遅咲きの思川は五分咲き。塀の外からもよく見えます。
大提灯は三分咲きです。
このほか、佐藤錦は四分咲き。
一方、八重の紅枝垂れ桜は八分葉桜(花は2割くらい残っている)、大島桜は九分葉桜(花は1割くらい残っている)、豆桜と河津桜は葉桜(花はわずかに残っている)です。
築240年の雑蔵の前は、チューリップが花盛りです。
関家の庭は公開日と時間を限定しての公開です。次回は、4月20日(日)の10~12時です。ガイドが案内します。
(山田)
今日は、関家の庭の臨時公開。10時の開会に先立ち、改修した正門の開通式が行われましたが、それは別の記事にします(現在編集中)。
さて、臨時公開には、91名の方がおみえになりました。育む会のスタッフ18名と古文書の会スタッフ4名が、お庭などを案内しました。
まず、桜の開花状況ですが、10種類の桜のうち、満開になっていたのは、「大島桜」「豆桜」「紅枝垂れ桜(八重)」の3種でした。
下の写真は「大島桜」ですが、花の中心が緑色のものは咲きはじめ。中心が赤いものはもうすぐ散ります。
『百年桜』こと「染井吉野」は、低い枝は五分咲きまで進んでいますが、高い枝はほとんどが蕾で、全体としては二分咲き程度でした。
この日咲きはじめたのは遅咲きの「思川」です。10輪の開花を確認しました(下の写真)。
なお、「大提灯」と「佐藤錦」はまだ蕾でした。
一方、花が終わりつつあるのは「河津桜」、九分葉桜(葉が展開/花は1割くらい残っている)となっていました。また、「紅枝垂れ桜(一重)」は三春の“滝桜”の子樹ですが、七分葉桜(葉が展開/花は3割くらい残っている)でした。「実桜」は花が終わり、完全に葉桜となっていました。
ところで、関家の庭の見どころは樹木だけではありません。江戸時代に建てられた門や蔵、蔵には昔の生活道具や古文書なども残っています。
下の建物は、240年前に建てられた雑蔵(ぞうぐら)です。
雑蔵の中は展示室として整備しています。関家に残る昔の生活道具などを説明しました。
また、雑蔵と新蔵の間は古文書の展示コーナー。古文書の会のメンバーが、蔵からみつかった「離縁状(三下り半)」などについて説明しました。
さらに、森の会議室では、10時半と11時半の2回、蔵から見つかった「仇討ち」に関する古文書についてのミニ講座をおこないました。
なお、公開を終え、片付けを終えた後は、育む会と古文書の会の有志でお花見をしました。
食べ物・飲み物・食器は各自持参でしたが、この日採れた椎茸をその場で焼いてみんなで食べました。
(山田)
3月25日16時現在の、関さんのお庭の、桜の開花状況です。
河津桜…五分葉桜(葉が開き、花は5割くらい残っている)
実桜…九分葉桜(葉が開き、花は1割くらい残っている)写真はありません
紅枝垂れ桜(一重/滝桜の子) …満開
豆桜…一分咲き
大島桜…開花(一分咲き未満)
染井吉野…開花(5輪程度)
紅枝垂れ桜(八重) …開花(5輪程度)
佐藤錦…蕾
思川…蕾
大提灯…蕾
桜以外では、ハナモモが満開です。
また、コブシの花が満開で、ヒヨドリが花弁を食べていました。
なお、3月30日(日)は、関さんのお庭を臨時公開します。
今後の気温次第ですが、豆桜・大島桜・染井吉野・紅枝垂れ桜(八重)あたりが見頃となりそうです。
(山田)