毎月第3日曜日は、関さんの森の定例会。
本日の森を育む作業、まずは湧水池のそうじ。胴長を着込み、池に投げ込まれたゴミなどを池から出します。作業班の人たちに交じり、フィールドコラボで参加の千葉大生も池に入りました。
池の周囲にはマダケが生えていますが、今がマダケのタケノコのシーズン。細いタケノコが高く伸びていました。
湧水池のそうじと平行して、周辺の草刈。さらに梅林周囲も草を刈り、きれいにしました。
平行して、幸谷ビオトープ公園を巡回しました。
池のほとりでは、ハンゲショウが満開でした。
ところで、ここのビオトープにはビワの木がありますが、このビワがとても美味しいのです。
野鳥に食べられる前に、手が届く範囲のビワを収穫しました。
実を間引いていないから小ぶりですが、とにかく甘くて美味しい。
午後は、新設道路脇の植え込みに、花の苗を植えました。作業途中から雨が降ってきました。
さて、老木ケンポナシですが、本日、開花を確認しました。
花は、高い枝のみついおり、逆光で花弁などはわかりにくいですが、ハチが飛来していることから、花が咲き、蜜を出していることがわかります。
ケンポナシは2012年1月15日に移植。3年がたちましたが、まだまだ元気がありません。なんとかうまく受粉して、かつてのように沢山の実をつけてほしいものです。
さて、この日観察した生き物をいくつか紹介しましょう。
まずは、アカボシゴマダラの幼虫。エノキの葉の中央で休息中です。
この幼虫の顔がとてもかわいいのです。1対の角がチャームポイントです。
キマダラセセリ(蝶)です。ヒメジョオンで吸蜜していました。
第三日曜日は、定例作業日です。今日は、幸谷ビオトープ公園の維持管理作業を中心におこないました。
今日6月3日から関さんの森では今年の梅の販売を始めました。
松戸市に食品の放射性セシウム134・137を測定していただき、合計100ベクレル/kg以下という基準値を満たしているので、測定結果を公表したうえで、希望する人には販売をすることにしました。今日の売り上げは全部で6kg。今後6月10日、17日にも販売します。
また作業では、幸谷ビオトープの草刈・剪定と池の給水を行いました。
約1時間半汗だくの作業でしたがすっかりきれいになりました。池が満水になったせいか早速トンボがよってきました。
幸谷ビオトープも開設以来14年たち、植えた木々がどんどん大きくなっています。ビオトープらしい姿になってきたのはうれしいことではありますが、剪定や草刈が大変になってきました。そろそろ樹木の選別や思い切った剪定が必要な時期に来ているようです。
3月18日は、今にも雨になりそうな寒い定例活動日となりました。参加者は大学院生2名を含む17名です。
今日の作業は、幸谷ビオトープ・池の清掃とガマの駆除、溜ノ上の森・枯木の伐採の2つ。このほか訪問者ガイドを実施しました。
幸谷ビオトープは、一ヶ月前から水抜きを始めていましたので、前日雨でしたが支障なく作業は行えました。ガマの駆除は5年くらい前に行ったきりでしたので、 根は池中に相当はびこっています。
池周辺に置かれていた石が残念ながら大量に池の中に投げ込まれていて、まずはそれを池の外にだすことから始めました。その後スコップやミニシャベルを使い、少しずつガマの根を抜いてゆきます。
丈夫でかつ膨大な数ですのでとても全部は取りきれませんが、汗だくになりながら約1時間半、後半は作業班の参加もあり、根が目立つ部分は終了することができました。
一方溜ノ上の森では、関さんの森作業班のメンバーが南側境界付近にあった枯れ木の伐採を行いました。まずはしごをかけて高いところの枝をおとし、その後丁寧に切り倒します。倒す付近に低木がある場合、それらへのダメージをできるだけ少なくする配慮が必要です。
森の中では、倒木や立ち枯れが絶えません。力技がいるハードな作業ですが、森の安全を守るために、溜ノ上レディースの他に作業班の皆さんも保全活動のお手伝いをしています。
いま溜ノ上の森には、ようやく遅い春が訪れています。
夕方近く、埼玉県朝霞市内で活動する「黒目川の景観を考える会」の20名近くの訪問がありました。一行は、屋敷内で関さんの説明を受けた後、屋敷林を見学。樹種の多い林に感心して帰っていきました。
今日は今年最後の定例会。天気は快晴で活動日日和となりました。
総勢17人が参加。年末ということで、関さんの森屋敷林、溜ノ上の森、幸谷ビオトープ公園の3班に分かれて作業をおこないました。
屋敷林では倒木の処理と、枯れた立木の伐倒を実施。背丈の高い樹木が多い屋敷林では、枯れ木が時々出るため、この日のような力仕事が必要となります。伐採された枯れ木の周辺は明るさを取り戻し、そこにまた木の芽が生え、新たな命が育ちます。
溜ノ上の森では、年末恒例の落ち葉かき。こちらは女性陣が活躍。隣接住民との良好な関係を築くためには、常日頃から隣接地への配慮が必要です。この落ち葉かきもその活動の一環で、“溜ノ上レディース”が4日前(12月14日)にもおこなったばかりです。
この落ち葉はすべて森の中にある集積所に集め、しばらく寝かせたあと、最後は腐葉土となって土に返ります。
幸谷ビオトープ公園は松戸市の公園ですが、管理は関さんの森が担当しています。今日は池に生えたガマやヨシを伐採し、池周辺の下草刈を中心に作業を行いました。1時間半ほどの作業で、すっかりきれいになりました。
また、入り口付近にあるツルウメモドキが、見事なオレンジ色の実をたくさんつけ、公園に彩を添えています。
作業の後、会員の方が準備してくれたあんこもちや黄粉もちを皆で食べました。初冬の日差しをあびながら、まことに平穏で贅沢な時間。もちを準備してくれた皆さん、ご馳走様でした。
7月3日(日)幸谷ビオトープで下草刈や枝の選定を行いました。
蒸し暑い中、フィールドコラボレーションという講義の一環として参加している千葉大生が、汗びっしょりになりながら手伝ってくれました。
開園以来13年、小さな苗木からすくすくと育った木々は、この数年どんどん伸び、今はコンクリート壁がほとんど見えないくらいになっっています。
今年も6月中旬にはビワやコウゾがたくさんの実をつけました。小鳥たちもご馳走にありつけ、さぞかし満足だったのでは。下の写真はビワです(6月19日)。
下の写真はコウゾです(6月19日)。
公園の中の休憩所の屋根には、ツルウメモドキ枝が覆い始め、涼しい木陰を作っています。
池の水量は梅雨時でもあり多め。一方池の中は、増えすぎたガマでいっぱい。この秋には駆除をする予定です。
10月の定例活動日は、盛りたくさん。
まずは、作業版の人たちが9時に集合して、橋の修理。いちばん長い橋を、さらに板20枚ほど延長しました。
一般の会員は、10時に集合して、橋の板を運んだのち、ビオトープ公園の草刈り。池にはびこったガマについては、1本だけ残して穂を刈り取りました。
下の写真は、ビオトープに植栽したコブシの実。ちょっとイタズラして、実を少しひっぱると、実は植物の本体と“へその緒”のようなものでつながってぶら下がります。
下の写真は、ビオトープで見つけたツチイナゴ。夏の猛暑の影響か、例年に比べて昆虫は少なめですが、それでもこの日はショウリョウバッタも発見しました。
一方、関さんのお庭のイヌマキとモッコクの根本に炭をまきました。最近、全国的に“楢枯れ”がおこっていますが、酸性雨の影響が心配されています。土に炭をまくと、酸性によってイオン化したアルミニウムを吸着するという研究成果もあるので、それを実験的に確かめてみるためです。元気になるといいですね。
午後からは、会議をおこなった後、関さんのお庭でカヤの実を拾い、草木灰をまぜて水につけました。あく抜きのためです。
この日は、古文書の会の人たちが、目録つくりもおこなっていました。
このほかに、訪問者のためのガイド、当面の活動についての会議など、忙しい一日でした。