屋敷林(旧こどもの森)

2020年4月25日 (土)

オトシブミの揺籃作り

関さんの森の屋敷林(旧こどもの森)、少しずつ維持管理作業をおこなっています。この日も会員がひっかかった枝をいくつか除去しました。散策されていた方が手伝ってくださいました。ありがとうございます。
それでも、まだまだ残っています。散策される方は、じゅうぶんに気をつけてください。

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さて、屋敷林には湧水池がありますが、ほとりにエゴノキが1本生えています。いま、このエゴノキでは、オトシブミ(エゴツルクビオトシブミ)が揺籃をつくっています。
揺籃とは、オトシブミが葉をまるめてつくるもので、中に卵が入っています。孵化した幼虫は、この中でゆらゆら揺られながら、まわりの葉を食べて育ちます。

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この日、揺籃をつくっている様子を観察しました。
見つけたのは9時30分でしたが、すでに葉の上部の切れ込みは終わっていました。

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その後、10時から葉を巻き始め、完成したのが11時20分でした。

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(山田)

2020年4月14日 (火)

屋敷林のお散歩は安全に気をつけて・・・

昨年秋の台風により、屋敷林(旧こどもの森)は大きな被害をうけました。育む会は埼玉県生態系保護協会とともに、倒れた木や折れた枝などの処理を続け、散策路の整備を続けてきました。
森は現在も散策することができますが、まだ折れた枝が木にひっかかっているところが残っています。

一方、新型コロナウイルスの関係で、松戸市からは里山保全団体に対し、活動自粛が要請されました。育む会では、月2回の定例作業は当分の間中止としますが、散策路の整備など緊急度の高い作業については、今後も必要最小限の人数で継続していきます。

さて、新型コロナウイルスの関係で、屋敷林(旧こどもの森)を散策される方が増えているように思います。
当面の対策として、屋敷林の2つの入口に、下のような看板を設置しました。散策される際は、じゅうぶんにお気をつけください。ご協力をお願いいたします。

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南口に設置した看板です。北口にも看板が設置してあります。

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通行できる散策路でも、危ないところには看板をたてました。

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奥の橋は腐朽がすすみ、危険です。修理が終わるまでは、通行禁止とさせていただきます。

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南口・北口以外にも、森に入れるところがありますが、危険なので、ここから森へは入らないでください。

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危険な枝を、長い竹竿を使って落している様子です(2020315日)。

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屋敷林(旧こどもの森)は、関家先代の関武夫さんが、都市化によって失われた自然の遊び場をこどもたちに提供しようと、1967年に松戸市を通じて開放したのがはじまりです。散策される際は、じゅうぶんにお気をつけください。

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(関さんの森を育む会)

2020年4月 6日 (月)

『思川桜』

関さんの森・熊野権現近くの『思川』が、見頃を迎えています。まだ五分咲き程度ですが、美しい桜です。
『思川』は、道路からもよく見えるので、解説板をつくり、ぶら下げてみました。

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関さんのお庭では、チューリップが咲きはじめました。背景は1785年に建てられた雑蔵(ぞうぐら)です。

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エノキの森では、芽吹いたエノキの若木をチェックすると、アカボシゴマダラの越冬幼虫がいました。

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屋敷林では、ウラシマソウが咲いていました。

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(山田)

2020年3月17日 (火)

ジロボウエンゴサク・アオキ

関さんの森の、春の植物の開花状況です。

「百年桜」(ソメイヨシノ)の開花は、まだです。

屋敷林では、ジロボウエンゴサクが咲きはじめています。何となく「ミッキーマウス」に似ています。

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アオキが開花。アオキは雌雄異株。雄花は4本のオシベのみでメシベは無い。

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雌花にオシベは無く、中央にメシベがある。

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ちなみに、アオキには赤い実ができるが、いびつな形であることが多い。

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これは、アオキミタマバエの寄生により果実が変形したもの。実を割ると、中からうじ虫(アオキミタマバエの幼虫)が出てきます。

 (山田)

2020年3月15日 (日)

屋敷林の安全確認をすすめています

今日は関さんの森の定例作業日。21人が作業をおこないました。
今日の作業は、屋敷林の維持管理。昨年秋の台風により、折れた枝がいくつか木に引っ掛かったまま残っています。
たとえば、下の写真は、イヌシデに引っ掛かったスギの折れた枝。今日は、8本を落しました。

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育む会では、安全に散策できるよう安全確認を続けていますが、まだまだ心配です。風が強い日は森に入らないようにしてください。また、散策路以外には立ち入らないようにしてください。

このほかには、幸谷交差点の花壇の植え替え、むつみ梅林の剪定枝の処理、都市計画道路周辺のゴミ拾いなどをおこないました。

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さて、今年の桜は、早いようです。関さんのお庭では、百年桜(染井吉野)の蕾が、大きくふくらみ、もうすぐ開花します。

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大島桜は、全体としては2分咲き程度と、10種類ある桜の開花が続いています。

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屋敷林では“Spring ephemeral(春の妖精)とも呼ばれる植物が咲きはじめています。下の写真はジロボウエンゴサク。例年は4月になってから咲きはじめますが、今年は2週間ほど早く咲きはじめています。

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(山田)

2020年1月11日 (土)

森の中にハンガー(千葉大院生実習)

千葉大園芸学部大学院『環境造園管理学セミナー』の実習が関さんの森でおこなわれました。関さんの森では、1221日に続き、今年度2回目です。
今回のテーマは「竹」。今日の講師役は育む会の木下紀喜さん。まずはお庭のベンチでミニ講義。

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かつて竹は、生活用具や建築材、さらに尺八や竹トンボなどの楽器や玩具として、たくさん使われていました。しかし、近年はプラスチック等の素材が普及して竹の使用が減り、放置された竹林が増えて荒れ、問題になっています。
関さんの森の屋敷林でも、一部でマダケが増え、昨年秋の台風の影響もあって荒れています。学生たち6人と、講師役の木下さん、講座担当の山下得男さん(富士植木)、さらに吉岡賢人さん(吉岡緑地/空師)を含めて9人は3つのグループに分かれて、竹林を整備しました。

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ところで、竹林の整備をしていたところ、なぜかハンガーがぶら下がっていました。

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“やらせ写真”だと思うでしょう。でも、本当にぶら下がっていたのです。正直に言うと、他にも40個くらいハンガーが落ちていたので、いったん集めた後、「そうだ写真を撮っておこう」と、もう一度ぶら下げてパチリ。本当に、ぶら下がっていたハンガーが1個あったのは事実です。

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これは、カラスの仕業。カラスはハンガーを物干し場から盗んで巣材に使います。その巣が昨年秋の台風で壊れ、ハンガーが落下したのでした。

さて、作業が終わったあとは、育む会の会員が“おしるこ”でおもてなし。さらに焼いたお餅に海苔と醤油で磯辺巻き。

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ちなみに、大学院生6名は全員女性で、うち3名は留学生。はじめて“おしるこ”を食べた人もいました。労働の後に温かい糖分補給。皆さん、大喜びでした。

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大学院生の皆さん、また関さんの森に来てくださいね。

(山田)

2019年8月 4日 (日)

若い力で竹林の整備

松戸市民活動サポートセンターが企画する、「 Lets 体験」は、中学生~20代向けの夏休みのボランティア体験講座です。関さんの森では、サポートセンターを通じて申し込んだ中学生3名と高校生10名が、竹林整備の体験に参加しました。

まずは森の所有者の関さんから歓迎のあいさつの後、なぜ竹林整備が必要かを、「竹の秘密」使って担当者が説明。

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  ヘルメットを着け、タケ切り用の鋸や枝払い用のカシの棒、作業の支度を整えて森へ。竹林に入る。

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3つのグループに分かれ、それぞれ3人のスタッフから整備の指導を受けて、枯れた竹や、斜めに傾いた竹を選んで伐採します。

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倒した竹は、枝をカシの棒を使って叩き落す。そして3mくらいにカットしました。

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 暑いので、途中、水や塩飴をなめて休憩。作業は1時間半ほど行い、竹林もきれいになりました。
作業で倒して積んだタケを前に。そして森の中で全員の記念撮影。

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関さんの屋敷に戻って休憩した後、今日の作業の感想を書いてもらいました。
「竹のことを学んで良かった」。「タケ切りは面白かった。」「竹林がきれいになった」等の感想が寄せられました。

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最後に全員に「 Lets 体験」の終了証が渡されて、夏の暑い中でのボランティア体験は無事終了しました。

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(木下)

2019年3月18日 (月)

“空師”のしごと

関さんの森を育む会では、森の中を安全に散策していただくために、倒壊の恐れのある枯木は、早めに伐採しています。今年の2月3日の定例会では、そんな枯木を2本伐採しました。

森の中を歩くときは気をつけて…

しかし、育む会では手に負えない樹木の伐採は、プロに依頼しています。この日伐採する枯木は、高所作業車の入れない場所です。そのような時は、直接木に登って木を伐る、いわゆる“空師”の出番です。

下の写真は、今回伐採する枯木です。幹にキノコが生えています。

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直接木に登るといっても、枯木は危険なので、安全な隣の木に登ります。安全な隣の木にロープをかけて自分の体の命綱としつつ、枯木の状態を確認しながら、枯木を上から伐っていきます。

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いよいよ、根元を伐ります。ここで注意しなければいけないのは、枯木を切り倒す方向を考えつつ安全に伐ることですが、場合によっては倒す方向が無い場合もあります。
その場合は、隣の木の上の方からロープを下ろし、枯木をくくります。
また、伐って宙づりになった枯木が大きく揺れないよう、枯木の下の方もロープでくくり、近くの樹木に繋げます。

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無事に、根元を伐ることができ、枯木は宙づりになりました。さすがです。

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切り株を調べてみました。断面には、ギザギザの黒っぽい層があります。これは“防御層”と呼ばれるのもで、健康な材と腐朽した材の境界です。
この場合は、左下が腐朽した部分で、腐朽が進むと、空洞化する場合もあります。

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この日、3本の枯木を伐採。明日は2本伐採します。

今後も、定例会や大風・大雪の後などは安全確認をしていきたいと思いますが、森の中を歩くときは皆さんもご注意ください。とくに、大風や大雪の際は、森には入らないようにお願いします。

(山田)

2019年3月17日 (日)

屋敷林散策路の整備(定例作業)

今日は定例作業日。天候にも恵まれ、屋敷林の散策路の杭の打ち直し、橋の修理、新設道路周辺のゴミ拾いなどをおこないました。

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また、関家の庭には、約10名の方が見学に訪れました。

現在、ミザクラ(サクランボのサクラ)が満開です。

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ピンク色のハナモモは五分咲き程度。

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オオシマザクラも咲きはじめました。

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この後、約1週間後には、ベニシダレザクラ、2週間後にはソメイヨシノやマメザクラ。3週間後には、オモイガワやオオチョウチンが咲くものと思われます。

2019年2月 9日 (土)

雪景色

今日は予報どおりの雪。関さんの森(屋敷林)も、うっすらと雪が積もりました。

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ヤツデの葉にも雪。ヤツデ(八つ手)といいながらも、ほとんどの葉は“九つ手”です。

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新設道路脇の「エノキの森」には、オニグルミの幼樹があります。冬芽と葉柄痕(葉が落ちた痕)をセットでみると、ヒツジの顔に見えますが、これにも雪がかぶっていました。

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なお、雪の日の森は危険です。足もとが滑ります。また、雪の重みで木が倒れたり、枝が落ちたりすることもあります。十分に気をつけてください。大雪の日には森に入らないでください。

(山田)

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