定例作業

2022年8月21日 (日)

「そうめん流し」の技術の継承

関さんの森、夏の恒例行事は「そうめん流し」です。森の太い竹で作った樋にそうめんを流し、食べるための食器や箸も竹で作り、そうめん流しを楽しみます。
例年は7月の第三日曜日におこなっていましたが、コロナ禍で昨年・一昨年は中止。今年はそうめん流しの技術の継承を目的とし、作業に参加するメンバー限定でおこないました。

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そうめん流しの準備は、樋にする竹を選んで伐採するところからはじまります。

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竹を伐ったら、枝を落とします。

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樋を作るところです。きれいに二つ裂けば、2本の樋をつくることができます。
ここでのコツは、竹を裂くときに使う鉈は両刃の鉈を使うこと。そして鉈の刃は竹の先端側から入れ、根元側に向かって裂くことです。
ちなみに、木や竹を刃物を刃物を使って細工するときは、「木元竹末(きもとたけうら)」といい、木材を加工したり薪を割る場合は木の根元側(元・モト)から刃物を入れ、竹を割る場合は竹の先端側(末・ウラ)から根元に向けて刃物を入れるとうまくできます。

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ゲンノウで、節を抜きます。

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樋を「そうめん流し」の装置として組み立て、水を流しながらきれいに洗います。
ちなみに、ここの水道は県営水道(100%江戸川の水)ではなく、市営水道(江戸川の水に地下100mからの井戸水をブレンド)なので、冷たくておいしく感じます。

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食器(器・箸)も竹でつくります。イベントとして実施する場合は、参加者全員が自分で自分の食器をつくります。

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そうめんを茹でているところです。
この日は、そうめんを2kg茹で、19人で食べました。1人あたりだと約100g(2束)を食べたことになります。

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今回のメンバーの半数以上が、関さんの森のそうめん流しは初体験でした。来年以降、コロナがおさまったら、イベントとして実施したいですね。

(山田)

2022年8月 7日 (日)

Let's体験!!2022

Let's体験!!2022”は、松戸市民活動サポートセンターが主催する中学生~20代の若者を対象とした、夏休みのボランティア体験講座。今年は松戸市内のさまざまなな団体が44のプログラムを用意。「マッチングの会」を経て、関さんの森を育む会のプログラムには、8(中学生2・高校生5・大学生1)が参加。育む会のスタッフ16名とともに、屋敷林の竹林整備、具体的にはマダケの間伐をおこないました。

関家の庭での開会式を終えて、屋敷林の竹林に移動すると、さっそく整備のしかたを学びます。

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最初の体験は、杭打ちです。長さ1mくらいの竹4本を掛矢(大きな木槌)で地面に打ち込みます。この4本竹杭の内側に、後に伐採した竹を集積します。

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そして竹の伐採。鋸の歯を入れる箇所の上は、あらかじめ紐で竹を縛っておきます。伐っているときに竹が裂けて上にはぜるのを防ぐためです。

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伐って倒した竹は、50cmくらいの棒で、枝を叩き落します。

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枝を落とした竹は、3mくらいの長さに切り、集積場に運びます。

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そして、集積場に竹を集めたところで記念写真。皆さん、お疲れさまでした。

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この日の屋敷林では、ヒグラシがよく鳴いていました。下の写真は、ヒグラシの抜け殻です。

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竹林の足元にはザトウムシ。ザトウムシは虫(昆虫)ではなく、クモでもありません。ザトウムシはザトウムシです。

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クモといえば、スズミグモがいました。スズミグモは大型で美しいクモですが、関さんの森では初記録。温暖化により北上傾向にあるクモです。

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一方、写真はありませんが、この日はサシバという猛禽と、竹林の隣の草地にはヒバカリというヘビが確認されました。絶滅危惧Ⅰ類、ヒバカリは準絶滅危惧種です。

じつは、育む会の活動がはじまった26年前、屋敷林の低地部分はほとんどが荒れた竹林でした。その後、生物多様性を意識して、増えすぎた竹を伐採して草地を創出し、毎年定期的に草刈りをして草地を維持してきました。今日は、その結果を象徴するような、ヒバカリ(ヘビ)の確認と、ヘビを餌にするサシバの出現でした。
サシバは定着しているわけではありませんが、今後も生物多様性の維持・復元を目指していきたいと思います。

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上の写真は竹林の隣の草地。その縁に架けた橋で、作業の合間に休憩しました。
この日、ここの草地には、ハラビロカマキリがいました。

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(山田)

2022年7月17日 (日)

「そうめん流し」は流れたけれど

7月の第三日曜日は、例年は「そうめん流し」です。
しかし、今年もコロナ第7波で、「そうめん流し」そのものが流れてしまいました。

そのおかげで……というわけではありませんが、屋敷林の危険な枝を撤去したり、

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草刈りやゴミ拾いをしたり、

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蔵の調査や、扉(戸車)の修理などをしたりで、仕事がはかどりました。

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関さんのお庭では、ジャコウアゲハが飛んでいました。

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(山田)

2022年3月20日 (日)

新蔵2階の整備

今日は関さんの森の作業の日。
つる植物の移植、花壇整備、危険木の撤去、蔵の整備などをおこないました。
たとえば、下の写真は、花壇の整備です。

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一方、下の写真は、関家の二番蔵「新蔵」。

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2階の床を補強し、照明装置を設置しました。

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ここには、江戸時代に使われていたであろう駕籠があります。
現在、蔵の収納物のリストを作成しています。床を補強し、照明をつけたことで、調査の進展が期待されます。駕籠などの収納物についても、公開・展示をすすめていきたいと思います。

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ところで、関さんのお庭では、3種類目のサクラ、ベニシダレザクラが咲きはじめました。福島は三春の『滝桜』の子孫です。

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樹齢117歳のソメイヨシノは、明日か明後日には咲きはじめそうです。

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本日の作業や会議が終わった頃、ルリビタキ(メス)が出現しました。2年連続で関さんの森で冬を越しましたが、そろそろ山に帰るころです。

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(山田)

2022年2月26日 (土)

続・“つる草”の移植

都市計画道路の植栽帯(ガードパイプ下)に植えられている“つる草”の移植作業ですが、2月20日におこなう予定が天候不順で中止となりました。
そこで、本日、テイカカズラとオオイタビの剪定作業をおこないました。
下の写真は、テイカカズラの剪定。テイカカズラの茎からは多数の気根が出て、地面や物に固着するので、はがすのに苦労しました。

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この日は移植まではできなかったので、後日おこなうことにします。

(山田)

2022年2月 6日 (日)

“つる草”の移植

第1日曜日は、定例作業日です。しかし、千葉県に『まん延防止等重点措置』が適用されているため、会員有志のみによる臨時作業としました。

さて、コロナ禍であっても、やらなければいけない作業は、たくさんあります。
今日は、都市計画道路の植栽帯(ガードパイプ下)に植えられている“つる草”、スイカズラとビナンカズラの移植をしました。

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この“つる草”は、道路建設にあたって、周囲の環境に配慮するために、松戸市と話し合って植えたものです。松戸市道路関係職員・道路建設業者・小金南中の生徒の皆さんと一緒に植えました。
*2012年7月12の記事「新設市道歩道上の植樹」をごらんください。
http://www.seki-mori.com/2012/07/post-a677.html

植栽後の夏は雨が少なく、乾燥との戦いでしたが、その後は順調に成長。たびたび剪定してきましたが、昨年、突然、松戸市から“つる草”の撤去を求められました。皆さんと一緒に植えた “つる草”を、このまま撤去・廃棄するのではなく、1本でも多く生かしたいと思い、移殖をしているわけです。

ところで、今年の冬は寒いですが、すでに早咲きの白梅(八重咲)は五分咲き。

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フキノトウも顔を出そうとしています。

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関さんのお庭では、ルリビタキのメスが来ています。

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バードバスには、ヤマガラが水を飲みに来ていました。

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(山田)

2021年12月 5日 (日)

12月第1日曜日の定例作業

今日は関さんの森の定例作業日。22名が参加しました。
今日の主な作業をいくつか紹介しましょう。まずは、幸谷交差点の花壇の植え付けです。

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また、森の安全を確保するために、枯木を倒したり、枯れ枝を取り除いたりしています。
下の写真は「エノキの森」の、ケヤキの枯枝を落としているところです。

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「クヌギの森」には、落ち葉をためておく枠がありますが、昨年の落ち葉は腐葉土と化しています。今日は、これを梅林へ運び出しました。
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日には、保育園のこどもたちと一緒に、ここには新しい落ち葉を入れ、“落ち葉プール”にします。

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この日は、他に、野外便所の展示に向けての作業や道路周辺のゴミ拾いをおこないました。

ところで、関さんのお庭ではスイセンが咲き始めました。
イロハカエデの紅葉が見ごろなので、背景に紅葉()と、空()と、常緑樹の葉()を入れてみました。

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熊野権現の塚では、早くもカントウタンポポとタチツボスミレが咲いていました。

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(山田)

2021年10月 3日 (日)

屋敷林の散策路整備

「緊急事態宣言」が解除され、さわやかな気持ちでおこなう定例作業。今日は「まつど地域活躍塾第5期生」の方3名がボランティア体験。屋敷林の散策路整備、増えすぎた竹の伐採など、育む会の会員とともに全17名が維持管理作業をしました。

屋敷林低地の散策路は、今までは1m足らずの杭を打ち、ロープを張って境界としていました。

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この日は、杭を抜き、ロープを撤去。抜いた杭、枯れた木の幹や枝を境界に置きました。

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もちろん、散策路以外には立ち入ってほしくないのですが、これでも散策路内外はわかると思いますし、杭とロープのない森は圧迫感もなく、すっきりしました。

さて、今日、関さんの森(関家の庭)でみられたものを3つ紹介します。

下の写真は、キツリフネです。これは植えたもので、草丈が2m近くもあることから、在来のキツリフネ(Impatiens noli-tangere)ではなく、アメリカ原産のImpatiens pallidaではないかとの指摘もあります。

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下の写真は、ヤマノイモのむかごです。炒ったり、ご飯と一緒に炊いたり(むかごご飯)して食べると、美味しいのです。

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下の写真は、コガタコガネグモ。クモの脚は8本ありますが、このクモは脚を2本ずつくっつけ、脚に合わせてX型の“隠れ帯”を作るのが特徴です。

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(山田)

2021年6月20日 (日)

6月第3日曜日の定例作業

6月第3日曜日の定例作業は、例年、関さんの森湧水池のそうじをおこなっています。この日も会員2名が胴長をはいて池に入り、池に捨てられたゴミを取り除きました。
また、屋敷林では、散策路の草刈りや山砂を撒くなどの作業をおこないました。

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一方、幸谷交差点の花壇では、夏の花苗の植付けをおこないました。

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さらに、関家の蔵では、建築士会の皆さんにより、新蔵の階段に手すりを設置するなどの工事がおこなわれました。

また、午後は会議と「関さんの森環境財団」の理事会・評議会を開催しました。

さて、関家の庭では、アジサイが見頃になっています。下にいくつか写真を掲載します。

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(山田)

2021年4月18日 (日)

カシナガ対策・キリシマツツジ満開

今日は関さんの森の定例活動日。カシナガキクイムシ対策として、防虫ネットの設置などをおこないました。

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関さんのお庭、熊野権現の塚では、キリシマツツジが満開です。このキリシマツツジ、樹齢200年をこえており、松戸市の保護樹木に指定されています。

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屋敷林に行ってみると、湧水池の近くに生えているエゴノキで、オトシブミ(エゴツルクビオトシブミ)が揺籃をつくっていました。

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(山田)

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