今日は関さんの森の定例作業日。21人が作業をおこないました。
今日の作業は、屋敷林の維持管理。昨年秋の台風により、折れた枝がいくつか木に引っ掛かったまま残っています。
たとえば、下の写真は、イヌシデに引っ掛かったスギの折れた枝。今日は、8本を落しました。
育む会では、安全に散策できるよう安全確認を続けていますが、まだまだ心配です。風が強い日は森に入らないようにしてください。また、散策路以外には立ち入らないようにしてください。
このほかには、幸谷交差点の花壇の植え替え、むつみ梅林の剪定枝の処理、都市計画道路周辺のゴミ拾いなどをおこないました。
さて、今年の桜は、早いようです。関さんのお庭では、百年桜(染井吉野)の蕾が、大きくふくらみ、もうすぐ開花します。
大島桜は、全体としては2分咲き程度と、10種類ある桜の開花が続いています。
屋敷林では“Spring ephemeral”(春の妖精)とも呼ばれる植物が咲きはじめています。下の写真はジロボウエンゴサク。例年は4月になってから咲きはじめますが、今年は2週間ほど早く咲きはじめています。
(山田)
今日から9月。残暑厳しい中ですが、今日は定例作業日です。13名が参加して、むつみ梅林の草刈り、道路周辺のゴミ拾い、屋敷林のマダケ間伐、幸谷交差点の花壇整備などをおこないました。
下の写真は、自走式刈り払い機に使い方を勉強しているところです。
ところで、この日のミーティングで、関さんからうれしい報告がありました。一昨日(8月30日)、都市計画道路に関する公示があり、今ミーティングしているこの場所に引かれた都市計画道路の線が消えたこと。そして、旧都市計画道路上の樹林地が特別緑地保全地区として指定されたという内容です。
また、この日は、うれしい発見がありました。都市計画道路(幸谷交差点)のわきに花壇があり、「すずくさの会」というグループ名で整備しています。「すずくさ」とはウマノスズクサのこと。関さんの森を代表する昆虫・ジャコウアゲハの食草がウマノスズクサで、花壇の片隅にウマノスズクサを植えて、ジャコウアゲハの舞う姿をイメージして整備してきたのです。道路が開通した2012より花壇の手入れをはじめましたが、今までジャコウアゲハの姿は見られませんでした。
ところが、この日、はじめて幼虫を確認。さらに念入りに探すとサナギも2体見つかったのです。
都市に残った貴重な里山空間・関さんの森。関さんの森の魅力は、自然や生きものたちだけでなく、江戸時代から残る門や蔵、古文書や昔の生活民具が残っていることです。
今年の11月17日(日)には、『関さんの森・ふるさとの集い』と題したイベントの開催に向け、この日も準備のための会議をおこないました。詳細が決まりましたら、このブログでご案内します。
(山田)
6月の定例作業は、梅の収穫がメイン。今日は親子連れ5家族がこどもたちと一緒に梅の収穫をしました。おもに、梅干し用に「南高梅」の収穫です。今年は豊作です。
関さんの森農園では、スモモも熟しはじめました。今週は、保育園のこどもたちがやってくるので、いいおやつになります。
一方、作業班の人たちは、湧水池の清掃。2日後には保育園のこどもたちがザリガニ釣りをおこなう予定です。
作業班の人たちは、湧水池の清掃後、花壇の整備をおこないました。
ところで、湧水池の脇にエゴノキがあります。このエゴノキに、エゴツルクビオトシブミという小さな甲虫がいました。
この甲虫は、葉をまるめて、中に産卵します。これを「揺籃」といいます。オトシブミ類の中には、つくった後に切り離し、地面に落とすものもいます。「落し文」の名前の由来です。ですが、エゴツルクビオトシブミの場合は、切り放さずにそのままぶらさがっています。
中で孵化した幼虫は、まわりの葉を食べて大きくなり、やがてこの「揺籃」から出てきます。
(山田)
冬の屋敷林は、葉を落した植物も多く、殺風景です。しかし、そんな中でも咲いている花があります。ヤブツバキです。ヤブツバキの花は、メジロやヒヨドリなどの野鳥が花粉を運ぶため、真冬でも咲いているのです。
さて、今日は第三日曜日で定例作業です。まずは、屋敷林の竹林整備と竹材の切り出し。
橋の防腐剤塗布。
梅の剪定。
そして、新設道路周辺のゴミ拾いでした。
一方、古文書の会の人たちは、新たに見つかった古文書をスキャン。目録を作った上で、読み解く作業に入ります。
ところで、むつみ梅林では、関家の門前の昨年12月末から咲き始めた早咲きのウメ(八重)が満開となっています。
また、他のウメ(一重)も咲き始めてきました。少しずつ春が近づいてきました。
(山田)