“Let's体験!!2018”は、松戸市民活動サポートセンターが主催する中学生~20代の若者を対象とした、夏休みのボランティア体験講座。松戸市内50の各団体が受け入れを表明し、当会には中学生~社会人の12名がボランティア体験をしました。
関さんの森での体験内容は、増えすぎたタケの伐採作業です。関さんのお庭で開会した後、まずはタケについてのお勉強。
かつて竹材は多目的に利用され、竹林は適切に管理されていました。しかし、近年、竹材の利用が激減し、竹林は手入れされずに荒れていきました。増えすぎたタケを適度に伐採することが、生物多様性の維持にも必要です。
さて、屋敷林に移動です。竹の伐採に必要なノコギリなども一輪車で運びます。
屋敷林に着いたら、伐採のしかたを学びます。
学んだ後は、3つの班に分かれて伐採。竹林の健康を保つために、増えすぎたタケを間引いたり、雪の重みで曲がったタケなどを主に伐採します。
とくに、雪の重さで曲がったタケをそのまま切ると、切り口から上の部分がはぜる(裂けてはじける)ので危険です。そこで、下の写真のように、切り口の上をあらかじめヒモでしばっておきます。
伐採したら、タケを3m程度に切り分けます。
さらに、枝を棒でたたき落します。
こうした作業を30分続けて、いったん休憩。熱中症対策に、30分たったら水分補給と塩分補給です。塩分の補給は、関さんの森の手作り梅干しです。
休憩後は、さらに30分ほど伐採作業。
そして、伐ったタケを前景に記念写真。みんないい汗をかいて、すてきな表情です。
皆さんのおかげで、関さんの森の竹林は健康をとりもどしました。
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体験終了後は、関さんのお庭にもどり振り返り。スイカで水分補給、茹でたジャガイモに塩とバターで、塩分とカロリー補給をしました。
最後に、本日屋敷林で見つけた生き物です。まずは、アブラゼミの脱け殻。
屋敷林には、アブラゼミのぬけがらがたくさん。集めて丸く並べてみました。ただし、真ん中の脱け殻はニイニイゼミです。
赤トンボのなかま、ノシメトンボです。翅の先端が黒くなっているのが特徴です。
「黄色いクモがいる!」との声にかけつけてみると、コガタコガネグモでした。本来は網を張ってその中央にとまっているのですが、知らないうちに網を破って落ちてしまったようでした。
(山田)