“カニノツメ”
森の維持管理作業によって出た剪定枝は、野積みにすると、生き物たちの住処になります。チップにしてまくと、土壌改良に使えます。チップの一部は、まかずにそのまま野積みにしていますが、そこにはキノコが生えてきます。
17日には、そんな野積みにしたチップを、「ここにはキノコが出るんだよね」と言いながら、5歳児たちと探検。腹菌類(キノコ)と思われる幼菌を見つけました。どんなキノコが生えてくるのか、楽しみにしていました。
ところが、20日の森ハグ!交流会では、すっかりそのことを忘れていましたが、残念なことをしました。
今日(23日)に、幸谷小学校の先生たちと、観察会の下見で野積みチップをみると、そのキノコは“カニノツメ”だったのです。ちょっと古くなっていますが、20日は見頃だったはずです。
“カニノツメ”の名前の由来は、もうおわかりですね。まさに“蟹の爪”です。ただし、食には適しません。毒はありませんが、おいしくはないです。というか、臭いです。子実体の上の方、黒っぽいものが付いていますが、これは“グレバ”とよばれ、新鮮な頃はドロッとしていて、たくさんの胞子を含んでいます。この“グレバ”が、ハエがたかるような悪臭を放つのです。
多くのキノコは、風で胞子を飛ばしますが、カニノツメなどの腹菌類は、ドロッとしたグレバに胞子を含ませ、悪臭でハエを呼び、ハエに胞子を運んでもらうという訳です。
(山田)
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