ケンポナシの「孫木」初開花
関さんの森のケンポナシは、関家の古い門の前のむつみ梅林に、2本生えていました。樹齢200年超の老木「親木」と、100年未満の「子木」です。
しかし、道路工事の関係で、2012年1月15日に2本のケンポナシは現在の場所へ移植。とくに「親木」は立て曳き工法によって16mほど 移動しましたが、移植のダメージにより枯れる可能性があります。そこで、関さんの森のケンポナシの実からとった種子をまいて育った「孫木」を、「親木」や「子木」の近くに植え、次世代のケンポナシとして育ててきました。
そして、その「孫木」が今日初めて花を咲かせました。
下の写真は、2012年5月17日。2011年末に種子をまいて発芽した苗を、畑に植え替えているところです。
下の写真は、2014年2月1日に千葉大学園芸学部の大学院生とともに、現在の場所に4本移植したところ。
このときは2mをすこし越えた程度でしたが、日当たりが良いことからぐんぐん成長し、今日、はじめての花を咲かせたのです。
ケンポナシの「孫木」は、むつみ梅林を含めて約30本植えてあります。私たちは、2012年に開通した道路の、関さんの森を通る部分を「ケンポナシ通り」と呼んでいます。
ちなみに、「親木」や「子木」では蕾はたくさんありましたが、花は見つかりませんでした。
なお、参考記事として、下もご覧ください。
ケンポナシ(親株)移植:2012年1月15日
『関さんの森ものがたり』全2部完成:2012年3月29日
ケンポナシ移植作戦:2014年2月1日
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(山田)