アケビコノハヒメコバチ
関さんのお庭に、アケビ棚があります。春にはアケビの花が咲き、秋には実が熟します。
9月19日、アケビの茎に不思議な姿をしたイモムシが、少なくとも5頭いました。アケビコノハという蛾の幼虫です。目玉模様は、鳥に襲われないようにするためと考えられています。
9月27日、再度、アケビコノハの幼虫を探すと1頭だけがいました。よく見ると、背中に卵のような粒々が付着しています。
この感じは、寄生蜂の卵のようです。アケビコノハの天敵、アケビコノハヒメコバチの卵と思われます。脱皮すると、卵は剥がれ落ちそうなものですが、母コバチは脱皮を阻止するクスリをイモムシに注入するそうです。すごいですね。
そして9月30日、その後が気になって見に行くと、コバチの卵は幼虫になっていました。
幼虫は、イモムシの体液を吸って成長し、イモムシは絶命します。
(山田)