キリシマツツジ・ジャコウアゲハ
5月になり、屋敷林の景色は新緑から深緑に変わろうとしています。
この不思議な枝ぶりの樹木はイヌシデ。屋敷林の低地の奥に生えています。
明るい方へ明るい方へ……と伸びていった結果、こんな樹形になりました。
一方、関さんの屋敷内、熊野権現の塚に植えられているキリシマツツジが満開になっています。
このキリシマツツジは樹齢200年を越える、松戸市の保護樹木になっています。
花の蜜を求めて、アゲハチョウのなかまが飛んでいました。ジャコウアゲハです。
ジャコウアゲハが熊野権現に飛んでくる目的は、もうひとつあります。
それは、幼虫の食草であるウマノスズクサが熊野権現の塚に生えているから。
この日は少なくとも3頭のジャコウアゲハ(メス)が飛来し、産卵行動をとっていました。ウマノスズクサを調べてみると、オレンジ色の卵が産みつけられていました。
このほかに、今日観察することができた生き物をいくつか紹介しましょう。
アオスジアゲハです。幼虫の食草はクスノキやシロダモ。すでにシロダモの新葉に産卵しているかもしれません。
コミスジです。幼虫の食草はクズやフジなど。パタパタと数回はばたいた後、翅を広げたまま滑空するという、特徴的な飛び方をします。
空中に“枯れた松葉”が浮かんでいるように見えます。これは何でしょう。
ツンツン…してみると、動き出しました。脚がたくさんあります。
これは、オナガグモというクモ。見事に擬態しています。
最後に、つぶらな瞳をしたかわいいクモ。マミジロハエトリ(メス)です。
このクモは網は張らずに徘徊生活をし、小さな虫をジャンプして捕らえて食べます。視力が良くないとそんな生活はできませんね。
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