ウラシマソウの花
関さんの森・屋敷林は、新緑の季節を迎えています。
低地の部分、ここは15年前は竹林でしたが、生物多様性を意識し、草むらを復元しています。毎夏、東葛看護専門学校の学生たちが竹を伐採し、草刈りをしています。
今、この草むらでは、春の野草が咲いています。
下の写真は、ムラサキケマン。ケシ科の植物です。
こんな妖しい花も咲いています。ウラシマソウ(サトイモ科)。紫色の花から、細い糸のようなものが伸びており、これを浦島太郎の釣り糸にみたて、ウラシマソウという名がついています。
紫色の部分は、本当は花弁ではなく、花の集まりを包む“苞(ほう)”と呼ばれるもので、専門的には“仏炎苞” といいます。
本当の花は、これを開くと奥にあるのですが、この植物は多年生で、性転換をします。若いうちはオシベだけをつけ、大きく成長するとメシベだけをつけるのです。
下の写真は、仏炎苞の一部を切ったところ。左側がメシベだけをつけた雌花で、右側がオシベだけをつけた雄花です。
花粉をつくるのに、あまり栄養は必要ないので、若いうちの性は雄です。これに対し、メシベをつけるためには、受精後に果実をつくる必要があります。果実をつくるためには栄養がたくさん必要ですから、ある程度成長した後に雄から雌へと性転換することになるのです。
さて、関さん宅のお庭では、チューリップが満開です。
桜は、ソメイヨシノが散り、今は“大提灯”という品種が満開になっています。
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