5月15日に予定されていたオープンフォレスト森めぐりツアー「関さんの森・溜めノ上の森」ですが、雨のため残念ながらツアーは中止の案内をしました。
しかし新松戸駅には雨にもかかわらず23名の方が集まりました。そのため参加者には様子を見ながらできる範囲で案内をする事を了解していただき、ミニツアーを実施しました。
最初の訪問地幸谷観音を経て、関さんの森へ向かいましたが、だんだん雨足が強くなったため、到着後すぐ森のサロンに皆さんをご案内しました。
そこでは関さんの挨拶や森を守る思いなどをまずお話いただき、その後パネルを使って森の概要、いろいろな生き物たち、イベント、古文書などを、スタッフより説明しました。
サロンでの話を終えた後は、関さんの庭をご案内。ジャングルの様なうっそうたる緑に覆われた庭に、皆さんびっくりされていました。
その後一行は溜ノ上の森へ。溜ノ上溜レディーズの皆さんが丹精こめて作った森のやわらかい散策路を、雨音を聞きながらゆっくり一周しました。
解散時に、「関さんの森の屋敷林・溜ノ上とも、私有地ではありますがいつでも訪問することができます。どうぞ天気のよい日にまたぜひおいでください」とご案内し、ツアーを終えました。
雨で制約を受けたことは残念ですが、関さんからいろいろお話をしていただく時間も取れましたので、参加の皆さんとっては意義のあるツアーになったことと思います。
関さんの森を育む会では、2012年度から3年間にわたって活動する、「2012年花王・みんなの森づくり活動」による助成の団体に選ばれ、その助成目録贈呈式が、都内茅場町にある花王本社会議室でおこなわれました。
じつは、10年ほど前にも「花王・みんなの森づくり活動」から助成金をいただいています。そのときは、溜ノ上の森の看板や関さん森のパンフレットなどを作りました。
今回の「花王・みんなの森づくり活動」は、「森づくり活動」(応募団体117団体/うち支援11団体)と、「環境教育活動」(応募72団体/うち支援12団体)の2つの部門に別れていますが、関さんの森を育む会は「環境教育活動」で選ばれました。
この日の目録贈呈式では、各団体が団体の概要・今回の活動の目的・活動の決意を発表し、目録(助成金50万円)をいただきました。
その後、選考委員長の東京農業大学の簑茂先生からの講評があって贈呈式は終了。さらに交流会がおこなわれました。日本全国には、大小はあるものの、様々な里山・森の活動をしている団体があるのが良くわかりました。また、今回の団体の中では関さんの森は活動歴が長い方でした。
今日は「オープンフォレスト」の一環として、それぞれの森が公開されます。関さんの森関係では、関さん宅や屋敷林、溜ノ上の森が公開対象です。
関さん宅の門前では、受付が設置され、見学者をご案内しました。この日は約100人の方が来られ、屋敷内をご案内しました。
残念だったのは、熊野権現の塚に育つ樹齢200年を越えるキリシマツツジの花がほとんど終わったことです。それでも、残った花の蜜を求め、ボロボロになったジャコウアゲハが飛来していました。
ジャコウアゲハがこの塚に飛来する理由は、ここに幼虫の食草であるウマノスズクサが自生しているからです。ウマノスズクサの葉裏を丹念に探してみると、卵もありました。やがて孵化した幼虫はこの葉を食べて成長し、数ヶ月後には羽化して飛び立つものと思われます。
屋敷林の方は、解説ラベルを設置することにより、自由に歩いていただくことにしました。たとえば、昨日撮ったムラサキケマンの果実の写真をもとにクイズラベルを作り、ムラサキケマン群落の近くに設置しました。
この日の朝(9時30分ころ)、クイズラベルを設置していたところ、「月日星ホイホイホイ」という声が聞こえました。サンコウチョウです。また、「焼酎一杯グイーッ」という声も聞こえました。センダイムシクイです。
サンコウチョウは関さんの森では初記録です。センダイムシクイは2年ぶりです。きちんと記録しておきたいと思います。残念ながら写真は撮れませんでしたが、特にサンコウチョウはとても美しい鳥です。皆さん、図鑑やインターネットでサンコウチョウを調べてみてください。
一方、溜ノ上の森にはハンモックやブランコが設置され、30名の方森林浴をしました。
この日の溜ノ上の森には、30名の方が訪問。森の中でゆっくりくつろいで
今日から「オープンフォレストin松戸」がはじまります。この日は、21世紀の森と広場・パークセンターでオープニングセレモニーがありました。
コカリナサークル「森の音」の演奏で式典が始まり、市長は「今回のような全国的に珍しいイベントが松戸の開催されることは、緑の保全について市民力が最も発揮されていることを示しています」 と述べ、開会を宣言しました。
また森の保全活動に協力していただいている森の所有者の方々へ、感謝状が贈られました。(関さんの森屋敷林を所有する埼玉県保護協会の堂本さん、ほか3名の方々へ)。
最後に各里山活動団体がスライドショーで活動紹介を行い式典は終了。
パークセンターでは、森の文化祭がオープンフォレストの期間中開かれ、各ボランティアグループが、活動紹介パネルや、クラフト、写真、俳句、などを展示しています。
一方、それぞれの森では、公開にむけての準備がすすんでいます。
関さんの森では、会のメンバーが下見をして、どんな生きものが観察できるかを調べ、写真を撮りました。これをもとに、解説ラベルを作ります。
屋敷林では、ムラサキケマンの花がおわり、今は実ができています。
この実を触ると、ホウセンカのようにパチッとはじけて、種子が飛び散ります。これは観察のネタになります。
また、関家の屋敷内では、絶滅危惧種のヤマトシリアゲがいます。下の写真はオス。尾部末端が、サソリのようになっているのが特徴です。
下の写真はメス。メスの尾部末端は、上に反っている程度です。
残念ながら、ヤマトシリアゲはどこで見られるかはわかりません。セルフガイド用の据え置き型のラベルは作らずに、見学に来られた方をご案内したときに、たまたま発見できたら説明することにします。
5月12日より、松戸市内で保全活動がおこなわれている森が公開されます。「オープンフォレスト」と名付けられたこのイベントでは、関さんの森はもちろん、溜ノ上の森も公開されます。関さんの森(屋敷林)と溜ノ上の森は、常時入れますが、5月13日(日)は両方の森で案内人が常駐します(10~15時)。また、5月15日(火)は、両方の森をめぐる自然観察会がおこなわれます(行事予定参照)。
さて、今日の溜ノ上の森では、頼もしい男性陣が4名駆けつけ、オープンフォレストに向けてベンチ、ブランコ、ハンモックの準備をしてくださいました。
下の写真は、ブランコの準備をしているところ。
ハンモックも吊るしました。お昼寝ができます。
また、気になっていた道路の掃除もできました。できる範囲でチラシも配りました。タケノコも掘ったり駆除したりしました。
なお、この日、タガネソウと思われる草を発見しました。千葉県では準絶滅危惧種です。