2025年5月 8日 (木)

第13回オープンフォレストin 松戸 2025(行事予告)

5月10日~18日の土曜と日曜日、松戸市内のボランティアが維持管理している18ヵ所の森が公開されます。

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公開日や公開時間は、森ごとに異なります。
詳細は、「松戸里やま応援団」のHPをご覧ください。

https://matsudo-satoyama.org/event/#of

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関さんの森関係では、定例公開を含め、下記の日程で関家の庭、溜ノ上の森をご案内します。公開時間がそれぞれ異なりますので、ご注意ください。荒天時は中止です。
下記以外では、案内人はいませんが、関さんの森の屋敷林、溜ノ上の森は、自由に散策できます。

5月11日(日) 関さんの森・オープンフォレスト公開(10~15時)
517() 溜ノ上の森・オープンフォレスト公開(1015)
518() 関さんの森・定例公開(1012)

下の写真は昨年(2024512)の関さんの森での様子。今年も蔵の中や古文書などもご案内します。

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また、関さんの森のオープンフォレストでは、6年ぶりに「森カフェ」を営業します。会員が前日に生豆を自家焙煎し、当日はその場で挽いて淹れる、煎りたて・挽きたて・淹れたての「3たてコーヒー」をどうぞ。ビスケット等のお菓子を付けて200円、コーヒーのおかわりは100円です。

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なお、駐車場はありません。徒歩や自転車でおいでください。新松戸駅からの徒歩での順路は、以下をご覧ください。近くにバス停「関さんの森」もあります。

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2025年4月28日 (月)

2025年5月の行事予定

*定例活動等は、雨天中止です。ただし、降雨の状況によっては、できる範囲で作業をおこなうことがあります。

*屋敷林は自由に入れますが、関家の庭は限定公開です。5月は第三日曜日の18日、10~12時ガイド付きで案内します。また、11日(日)は「オープンフォレスト」ということで、10~15時ガイド付きで案内します。

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5月4日(日)
 関さんの森定例作業(10時~)
 関さんの森会議(13時~)

5月9日(金)
 溜ノ上の森定例作業(10時~)

5月10日(土)
 古文書の会(13時半~)

5月11日(日)
 関さんの森オープンフォレスト公開(10時~15)

5月17日(土)
 溜ノ上の森オープンフォレスト公開(10時~15)

5月18日(日)
 関さんの森定例作業(10.時~)
 訪問者ガイド(1012)
 育む会総会・会議(13時~)

5月21日(水)
 
こども園すなはら(10時半~)

5月23日(金)
 
溜ノ上の森定例作業(10時~)

5月25日(日)
 梅の収穫と販売(1012)

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6月1日(日)
 関さんの森定例作業(10時~)
 梅の収穫と販売(1012)
 関さんの森会議(13時~)

6月8日(日)
 梅の収穫と販売(1012)

6月13日(金)
 溜ノ上の森定例作業(10時~)

 6月14日(土)
 古文書の会(13時半~)

2025年4月11日 (金)

屋敷林の“Spring ephemeral”(春の妖精/春植物)

関さんの森の屋敷林は、1967年に先代の関さんが、「こどもの森」として地域のこどもたちに開放。その後、先代の関さんが亡くなり、1995年に自然保護団体(埼玉県生態系保護協会)に寄付。翌1996年に関さんの森を育む会が誕生し、「関さんの森」と呼ばれるようになりました。
低地部分は、当初は荒れた竹林(マダケ)でしたが、80%くらいの竹を伐採し、以後は年に1回は草刈りをして、草地として維持管理しています。荒れた竹林はタケ以外の植物はほとんど生えませんが、草地にすると数十種類の植物が季節に応じて見られます。
植物の種類が増えると、草食昆虫の種類が増える。さらに肉食の昆虫・クモ・野鳥などの種類が増える。つまり、生物多様性を目指して維持管理しているのです。

さて、かつての竹林を草地にすることにより、春はジロボウエンゴサクがたくさん見られるようになりました。ジロボウエンゴサクは、“Spring ephemeral”(春の妖精/春植物)とも呼ばれる植物。カタクリやアズマイチゲなどが“Spring ephemeral”の代表ですが、ジロボウエンゴサクも同じような生活をする可憐な花です。

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近縁のムラサキケマンも生えていますが、こちらには妖精っぽさはありません。

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他の植物(草本)では、ミドリハコベが咲いています。

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ヤブニンジン

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ウラシマソウも怪しい花を咲かせていました。

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一方、木本では、アオキが咲きはじめています。アオキは雌雄異株。雄株は雄花だけ、雌株では雌花だけが咲いています。

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なお、広角レンズを持って行ったので、屋敷林のシンボル的な樹木(ケヤキ1本とイヌシデ2本)を撮りました。
下の写真は、屋敷林・湧水池畔のケヤキ(連理の木)。下の方で分かれた枝が、その上で別の枝と癒着しています。

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下の写真は、屋敷林・下の広場のイヌシデ。生えている場所が暗いため、明るい方に伸びてこのような樹形になりました。

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下の写真は、屋敷林・上の広場のイヌシデ。明るい場所だと、このように素直に上に伸びていきます。

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(山田)

2025年4月10日 (木)

「百年桜」が満開

関家の正門脇の「百年桜」こと染井吉野が満開になりました。
「百年桜」の奥にも樹齢100年に近いと思われる染井吉野が2本あり、見頃です。
「百年桜」は、関さんのお母様が生まれた1905(日露戦争終結の年)に、お祝いで植えたものです。植えてから今年は120年になります。

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正門の内側は、桜の花びらのじゅうたんです。

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一方、遅咲きの思川は五分咲き。塀の外からもよく見えます。

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大提灯は三分咲きです。

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このほか、佐藤錦は四分咲き。
一方、八重の紅枝垂れ桜は八分葉桜(花は2割くらい残っている)、大島桜は九分葉桜(花は1割くらい残っている)、豆桜と河津桜は葉桜(花はわずかに残っている)です。

240年の雑蔵の前は、チューリップが花盛りです。

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関家の庭は公開日と時間を限定しての公開です。次回は、420()1012時です。ガイドが案内します。

(山田)

2025年4月 1日 (火)

2025年4月の行事予定

*定例活動は、雨天中止です。ただし、降雨の状況によっては、できる範囲で作業をおこなうことがあります。

*屋敷林は自由に入れますが、関家の庭は限定公開です。4月は第三日曜日の20日、10~12時ガイド付きで案内します。

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4月6日(日)
 関さんの森定例作業(10時~)
 関さんの森会議(13時~)

4月11日(金)
 溜ノ上の森定例作業(10時~)

4月12日(土)
 古文書の会(13時半~)

4月20日(日)
 関さんの森定例作業(10時~)
 訪問者ガイド(1012)
 関さんの森会議(13時~)

4月25日(金)
 溜ノ上の森定例作業(10時~)

4月25日(金)
 認定こども園すなはら里山体験(10時半~)

4月27日(日)
 新松戸中央公園フリマ出店(10時~15時)

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5月4日(日)
 関さんの森定例作業(10時~)
 関さんの森会議(13時~)

5月9日(金)
 溜ノ上の森定例作業(10時~)

5月10日(土)
 古文書の会(13時半~)

5月11日(日)
 オープンフォレスト公開(10時~15)

2025年3月30日 (日)

春の「臨時公開」報告

今日は、関家の庭の臨時公開。10時の開会に先立ち、改修した正門の開通式が行われましたが、それは別の記事にします(現在編集中)

さて、臨時公開には、91名の方がおみえになりました。育む会のスタッフ18名と古文書の会スタッフ4名が、お庭などを案内しました。

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まず、桜の開花状況ですが、10種類の桜のうち、満開になっていたのは、「大島桜」「豆桜」「紅枝垂れ桜(八重)」の3種でした。
下の写真は「大島桜」ですが、花の中心が緑色のものは咲きはじめ。中心が赤いものはもうすぐ散ります。

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『百年桜』こと「染井吉野」は、低い枝は五分咲きまで進んでいますが、高い枝はほとんどが蕾で、全体としては二分咲き程度でした。

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この日咲きはじめたのは遅咲きの「思川」です。10輪の開花を確認しました(下の写真)。
なお、「大提灯」と「佐藤錦」はまだ蕾でした。

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一方、花が終わりつつあるのは「河津桜」、九分葉桜(葉が展開/花は1割くらい残っている)となっていました。また、「紅枝垂れ桜(一重)」は三春の“滝桜”の子樹ですが、七分葉桜(葉が展開/花は3割くらい残っている)でした。「実桜」は花が終わり、完全に葉桜となっていました。

ところで、関家の庭の見どころは樹木だけではありません。江戸時代に建てられた門や蔵、蔵には昔の生活道具や古文書なども残っています。
下の建物は、240年前に建てられた雑蔵(ぞうぐら)です。

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雑蔵の中は展示室として整備しています。関家に残る昔の生活道具などを説明しました。

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また、雑蔵と新蔵の間は古文書の展示コーナー。古文書の会のメンバーが、蔵からみつかった「離縁状(三下り半)」などについて説明しました。

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さらに、森の会議室では、10時半と11時半の2回、蔵から見つかった「仇討ち」に関する古文書についてのミニ講座をおこないました。

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なお、公開を終え、片付けを終えた後は、育む会と古文書の会の有志でお花見をしました。

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食べ物・飲み物・食器は各自持参でしたが、この日採れた椎茸をその場で焼いてみんなで食べました。

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(山田)

2025年3月25日 (火)

桜の開花状況

3月2516時現在の、関さんのお庭の、桜の開花状況です。

河津桜…五分葉桜(葉が開き、花は5割くらい残っている)

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実桜…九分葉桜(葉が開き、花は1割くらい残っている)写真はありません

紅枝垂れ桜(一重/滝桜の子) …満開

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豆桜…一分咲き

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大島桜…開花(一分咲き未満)

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染井吉野…開花(5輪程度)

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紅枝垂れ桜(八重) …開花(5輪程度)

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佐藤錦…蕾
思川…蕾
大提灯…蕾
桜以外では、ハナモモが満開です。

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また、コブシの花が満開で、ヒヨドリが花弁を食べていました。

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なお、330()は、関さんのお庭を臨時公開します。
今後の気温次第ですが、豆桜・大島桜・染井吉野・紅枝垂れ桜(八重)あたりが見頃となりそうです。

(山田)

2025年3月13日 (木)

「ありがとう・さようなら」(認定こども園すなはら卒森式)

今日は関さんの森。亀有から保育園のこどもたちが電車に乗ってやってきました。

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まずは関さんから、今日の見どころを教わります。
下の写真で関さんが持っているのは、スギの雄花。ピンと指でおばばをはじくと、黄色い粉(花粉)が飛び散ります。

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その後は、関さんのお庭で春を探します。関さんのお庭では、カワヅザクラに続きミザクラが咲きはじめました。

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熊野権現にお参りしたこどもたちは、ツバキの花などをお供えしていました。

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熊野権現の塚では、カントウタンポポが咲いていました。

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タチツボスミレも咲いていました。

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下の写真は、オオイヌノフグリ。

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お弁当の“塩むすび”は、むつみ梅林で梅見をしながら食べます。

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むつみ梅林では、ツクシをたくさん見つけました。

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さて、お弁当を食べ終えたら、「卒森式」です。こどもたちは、「ありがとう・さようなら」を歌ってくれました。

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最後に卒森記念のプレゼント交換。こどもたちからは“指あみマフラー”をもらい、育む会からはブローチを渡しました。
こどもたちは、4月から1年生です。

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(山田)

2025年3月10日 (月)

3月30日・春の臨時公開(予告)

桜の季節です。恒例の『花まつり』にかわり、今年も『春の臨時公開』としてお庭を公開します。
関家の庭には10種類の桜が植えられています。下の図は、関家の庭に植えられている桜の開花時期(目安)です。

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温暖化の影響もあり、年々開花が早まる傾向ですが、昨年は開花が遅れ、331日の開花状況は、以下のとおりでした。

① 河津桜葉桜(花は少し残っていた)
② 実桜葉桜(花は僅かに残っていた)
③ 紅枝垂れ桜(一重/滝桜)…葉桜(花は満開)
④ 豆桜三分咲き
⑤ 大島桜二分咲き
⑥ 染井吉野開花(一分咲き未満)
⑦ 佐藤錦未開花
⑧ 紅枝垂れ桜(八重)…二分咲き
⑨ 思川未開花
⑩ 大提灯未開花

今年も開花は遅れています。例年は2月から咲きはじめる「河津桜」が3月になって咲きはじめました。
3月末は、桜のほか、ハナモモなどの花木が咲きます。熊野権現の塚には、都会では珍しい、在来種のカントウタンポポが咲いています。
なお、コンサートや食べ物などはありません。桜などの花が咲く関さんの庭、江戸時代から残る門と蔵、関家に伝わる古文書、昔の生活道具などをスタッフがご案内します。

*開催日時  330()10時~13時 雨天中止
*受付場所  関家の正門前 受付後、スタッフがご案内します。
※受付にてお名前を記入していただきます。ご了承ください。

以下は、過去の『春の臨時公開』の様子です。

230402seki-1花びら(百年桜)のじゅうたん(2023.4.2) 

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少し散りはじめた染井吉野(2022.4.3) 

220403omoigawaまだ一分咲きの思川(2022.4.3)

220403kantoutanpopo
熊野権現に自生するカントウタンポポ(2022.4.3) 

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江戸時代に建てられた蔵(2021.4.4) 

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蔵の中は展示室です(2024.3.31) 

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古文書展示のようす(2021.4.4)

2025年3月 2日 (日)

むつみ梅林満開

今日は、関さんの森の定例作業です。今年の冬は寒い日が多く、梅の開花が遅れていましたが、やっとむつみ梅林は満開です。遅咲きの「豊後」も咲きはじめました。

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梅にはメジロが訪花し、蜜を吸っていました。同時に花粉を運んでいます。

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一方、桜はやっと「河津桜」が咲きはじめました。10輪ほど咲きはじめているので、『開花』を宣言します。

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ネコヤナギが咲きはじめました。ネコヤナギの花には花弁がありません。オシベだけが目立ちます。

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草花では、オオイヌノフグリが咲いています。

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ツクシもやっと伸びてきました。

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ビジョオニグモ(美女鬼蜘蛛)がいました。学名は、Bijoaraneus komachiです。学名に「美女」と「小町」が入っています。

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さて、この日の作業は、屋敷林の階段部分、手すりの修理をしました。

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作業が終わったあとは、むつみ梅林で梅見をしながら、お茶をのみました。

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(山田)

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