2019年3月18日 (月)

“空師”のしごと

関さんの森を育む会では、森の中を安全に散策していただくために、倒壊の恐れのある枯木は、早めに伐採しています。今年の2月3日の定例会では、そんな枯木を2本伐採しました。

森の中を歩くときは気をつけて…

しかし、育む会では手に負えない樹木の伐採は、プロに依頼しています。この日伐採する枯木は、高所作業車の入れない場所です。そのような時は、直接木に登って木を伐る、いわゆる“空師”の出番です。

下の写真は、今回伐採する枯木です。幹にキノコが生えています。

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直接木に登るといっても、枯木は危険なので、安全な隣の木に登ります。安全な隣の木にロープをかけて自分の体の命綱としつつ、枯木の状態を確認しながら、枯木を上から伐っていきます。

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いよいよ、根元を伐ります。ここで注意しなければいけないのは、枯木を切り倒す方向を考えつつ安全に伐ることですが、場合によっては倒す方向が無い場合もあります。
その場合は、隣の木の上の方からロープを下ろし、枯木をくくります。
また、伐って宙づりになった枯木が大きく揺れないよう、枯木の下の方もロープでくくり、近くの樹木に繋げます。

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無事に、根元を伐ることができ、枯木は宙づりになりました。さすがです。

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切り株を調べてみました。断面には、ギザギザの黒っぽい層があります。これは“防御層”と呼ばれるのもで、健康な材と腐朽した材の境界です。
この場合は、左下が腐朽した部分で、腐朽が進むと、空洞化する場合もあります。

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この日、3本の枯木を伐採。明日は2本伐採します。

今後も、定例会や大風・大雪の後などは安全確認をしていきたいと思いますが、森の中を歩くときは皆さんもご注意ください。とくに、大風や大雪の際は、森には入らないようにお願いします。

(山田)

2019年3月17日 (日)

屋敷林散策路の整備(定例作業)

今日は定例作業日。天候にも恵まれ、屋敷林の散策路の杭の打ち直し、橋の修理、新設道路周辺のゴミ拾いなどをおこないました。

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また、関家の庭には、約10名の方が見学に訪れました。

現在、ミザクラ(サクランボのサクラ)が満開です。

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ピンク色のハナモモは五分咲き程度。

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オオシマザクラも咲きはじめました。

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この後、約1週間後には、ベニシダレザクラ、2週間後にはソメイヨシノやマメザクラ。3週間後には、オモイガワやオオチョウチンが咲くものと思われます。

2019年3月 8日 (金)

ビオネスト作り(溜ノ上の森)

毎月第一金曜日は、溜ノ上レディースの定例作業日。“レディース”の名のとおり、溜ノ上の森は、女性中心のグループにより維持管理作業がおこなわれてきました。しかし、最近は“ナイト”の参加も多く、この日はレディース6名、ナイト3名が作業をおこなっていました。

今日のおもな作業は『ビオネスト』づくりです。枯れ枝や剪定枝を集めて囲いをつくり、その中に落ち葉などを溜めます。まるで巨鳥の巣ですね。ここも生き物たちのすみかになります。

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今日は、風は冷たいながらも、いい天気でした。森の中を散策してみると、早くもウグイスカグラが咲いていました。

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他に面白いものはないか・・・森の中を探してみると、ユズリハ(常緑樹)の葉の落ちた痕が顔のように見えることを発見しました。かわいいですね。

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溜ノ上の森は住宅地に囲まれた小さな森。多様な生き物たちを育み、人にとっても気持ちのいい空間になるよう、溜ノ上の森レディースは、月2回のペースで維持管理作業をおこなっています。皆さんのご理解とご支援をお願いいたします。

(山田)

2019年3月 6日 (水)

森の卒園式(砂原保育園)

今日は砂原保育園・年長組のこどもたち15名が関さんの森にやってきました。今日が最後の『森の日』です。

まず、関さんから、春にみられる食べられる野草を教えてもらいました。ノビル、ミツバ、フキノトウ・・・。匂いをかいでみます。

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次に、関さんのお庭を自由に散策。こどもたちは、ネコヤナギの花を発見しました。

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さっそくネコヤナギを採って、ネコをじゃらします。

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下の写真は、木登りをするこどもたちです。

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竹馬で遊ぶこどもたちもいました。

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関さんのお庭でたっぷり遊んだ後は、むつみ梅林に移動。お弁当はむつみ梅林で食べました。

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こどもたちが食べているのは、塩おむすび。包んだラップには、お母さんからのメッセージが書かれていました。

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お弁当を食べた後は、森の卒園式です。こどもたちからは、関さんの森をイメージにした、手作りの作品が関さんに渡されました。

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関さんの森を育む会からは、森のドングリなどを使った、手作りのペンダントがこどもたちに渡されました。

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プレゼント交換のあとは、こどもたちの歌で、森の卒園式はおわり。

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最後に記念写真を撮りました。

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こどもたちは4月からは小学1年生。関さんの森には、次の年長組のこどもたちがやってくることになります。

(山田)

2019年3月 5日 (火)

満開・むつみ梅林

むつみ梅林はいま、満開となっています。

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遅咲きの「豊後」も咲きはじめました。豊後は、ほんのりピンク色の花弁が美しい品種です。

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むつみ梅林の下には、ツクシも顔を出しています。

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ブルーのオオイヌノフグリもたくさん咲いています。

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むつみ梅林で、春を探してください。

(山田)

2019年3月 3日 (日)

冷たい雨

第一日曜は定例作業日ですが、今日はあいにく冷たい雨が降っていたため、作業は中止とし、会議のみおこないました。

関さんのお庭では、五分咲きくらいになったカワヅザクラが冷たい雨に濡れていました。

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ミツマタの花です。

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ネコヤナギは、大部分はまだ咲きはじめていません。

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2月後半より、暖かく晴れた日と雨の日が交互に訪れています。これをくり返しながら、春が訪れるのですよね。

(山田)

2019年3月 1日 (金)

3月の行事予定

*関さんの森の活動に関心のある方は、第一日曜・第三日曜の定例作業にご参加ください。

*関家屋敷内の見学を希望される方は、第三日曜日においでください。3月は17日(日)です。

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3月3日(日)
定例作業 (10時より)
関さんの森会議(13時より)

3月6日(水)
砂原保育園里山体験(10時半より)

3月8日(金)
溜ノ上の森レディース定例作業(10時より)

3月10日(土)
古文書の会(13時半より)

3月17日(日)
定例作業(10時より)
見学ガイド(10~15時)
関さんの森会議(13時より)

3月22日(金)
溜ノ上の森レディース定例作業(10時より)

3月23日(土)
みいらフェスタ参加(松戸駅西口デッキ)

3月29日(金)
雑蔵内木材収納作業(13時より)

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4月7日(日)
関さんの森・花まつり(10時~14時)
定例作業はおこないません
花まつり終了後、花見をおこないます(スタッフ限定)

2019年2月25日 (月)

ニワトコヒゲナガアブラムシ

ニワトコは、雑木林の縁など、日当たりのよいところに生える落葉低木。関さんの森では、屋敷林の低地の草むらや、関家の門の前などに自生しています。
ニワトコの花は3月中旬くらいに咲きはじめますが、その花芽がずいぶん膨らんできました。
そして、花芽の下には、昨年の葉が落ちた痕。これをセットにして見ると、小人の顔のように見えます。

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一方、関家の門の前のニワトコでは、冬芽にびっしりアブラムシがついていました。ニワトコヒゲナガアブラムシです。アブラムシは嫌われ者ですが、ニワトコヒゲナガアブラムシはニワトコ以外には寄生しません。
また、緑色をしたニワトコヒゲナガアブラムシの集団の中に、白い細長いモノが見えます。
これは、ヒラタアブの卵。アブも嫌われ者ですが、ヒラタアブは人を刺すようなことはありません。自然界では花の花粉を運んでいます。

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さて、なぜアブラムシの中にヒラタアブの卵があるのでしょう。じつは、ヒラタアブの幼虫はアブラムシを餌にしているのです。ヒラタアブのお母さんは、やがて生まれてくるこどものために、餌になるアブラムシの近くに卵を生んだのでした。

(山田)

2019年2月23日 (土)

化物尽し(古文書の会)

今日は、月に1度の「関さんの森・古文書の会」の例会。ちょっとのぞいてみました。

今日の参加者は9名。2~3人が1組になって、作成中の目録の精査作業をおこなっていました。

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例えば、これは「会津通越後新発田道中記」で、文久3年3月14日から26日まで、13日かけて幸谷村から会津を経由して新発田まで行った記録です。

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このカラーの小冊子は「化物尽し」で、今でいう「妖怪図鑑」のようなもの。中はモノクロですが、ろくろ首などが描かれていました。

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関さんの森・古文書の会の成果は、新松戸のタウン情報誌「月刊新松戸」に「関さんの蔵通信」として連載されています。どうぞ、ご覧ください。

(山田)

2019年2月22日 (金)

梅の剪定

関さんの森には、“むつみ梅林”と呼ばれる梅林があります。すでに開花がはじまっていますが、梅林の景観は道行く人たちの心を和ませ、初夏には収穫の時期を迎えます。

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景観上、また生産上にも、梅の木は剪定をおこない、適切な樹形を保つ必要があります。剪定は、近くにお住まいの高橋英吉先生(千葉大学園芸学部名誉教授/果樹園芸学)の指導を受けておこなっています。

約100本の剪定は、定例会だけではできません。このため、臨時の作業日を設けて剪定。この日は4名の会員が剪定をおこないました。

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梅林の下では、すでにツクシが顔を出していました。

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オオイヌノフグリもたくさん咲いていました。

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(山田)

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